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「お前に朗報だ」
『何』
「俺を敬うってんなら教えてやる」
秘密の練習室にて、仁王立ちのドンパンが言った。
ドヤ顔がこんなにムカつく人っていないと思う。
それと、こんなに仁王立ちで手足の短さが目立つ人も。
『明日休みなんでしょ知ってるわあほ』
目を見開いて驚いているドンパン。
見開いても大きさが変らないっていう、何とも可哀想なつぶらな瞳。
『事務所合同でわんさかパーティー』
「……秘密にしてたのにどっから」
『オンニ達』
「ですよね」
練習後のストレッチをしていると鳴り響いた着信音。
手に取ると、私が会話をしたくない人No. 1の名前が。
一気に眉にシワが寄ったのを見てドンパンも悟ったようだった。
「早く出ろよ」
『出なきゃ後がもっと面倒いわ』
そう告げて画面をタップしてスピカーにする。
『＿もしもし、ヒョンジュさん』
〈遅いんだけど？〉
『すいません、練習してて気付きませんでした』
「淡々と嘘つく野郎だな」
"黙れ"と口を動かすと、私が電話してるのをいい事にべーっと舌を出し出来たドンパン。
瞬間、ドンパンに飛び蹴りを入れる。
「ぐぇえっ」
〈…何の音？〉
『カエルが練習室に入って来たみたいで』
〈あ、そう？何でもいいけど、今度から私の電話はツーコールまでには出て〉
『リョウカイシマシタ』
〈で明日のことなんだけど〉
パーティーの事だろうけど、こういう場にはヒョンジュさんが出席するから私には何の関係も無いはず。
……はず。
『パーティーの事ですよね？』
〈知ってるのね。明日、ステージ披露することになったから〉
『……は？』
ステージ、披露？
〈それ終わったらさっさと帰って〉
それだけ言うと一方的に電話を切ったヒョンジュさん。
「お前、顔」
『…何なんだろうねこの胸のザワつきは』
「あー…明日の為にも今日は早めに上がろう、な！」
『話終わらすんじゃねぇよ。
上げて下げるって本当に最悪な方法だよね。え、何。いつそんなスキル覚えたの？クソだよねまじで。そんなスキルより人を思いやる気持ちってやらを覚えたらどうですか』
「でも、はい。
俺も…今、知りました」
『もういい』
「はい、」
この気まずい沈黙が終わったのは、オンニ達が仕事を終えてきた頃だった。
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蘭ノ助(プロフ) - Kyouさん» Kyouさん、コメントありがとうございます！更新ミスです、わかりませんでした��(ﾟДﾟ)ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2016年12月13日 6時) (
レス) id: 3f8a14f992 (このIDを非表示/違反報告)
Kyou(プロフ) - いつも楽しく見せて頂いてます。ふと、おもったのですが、28は27と同じですね。更新ミスならいいのですが。すみません。 (2016年12月12日 23時) (レス) id: 8fbb426fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭ノ助 | 作成日時：2016年11月29日 19時
