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さらり、短い髪が舞う。
「ぅわぁ…」
「っ…！」
『…ねぇ、さっきの写真撮ったし早く行かないと警備員呼んじゃうけど』
一瞬にして青ざめた顔。
怖気付いたのか、男達は走り去って行った。
(考える、ってことが出来ないんですかね )
後ろ姿を見送って女の子の方を振り返った。
『大丈夫？』
声を掛けるけど女の子の焦点は定まっていないようだった。
目の前で手を降るとハッと意識を取り戻した。
「あ、ありがとう…ございます」
『うん。どういたしまして』
ぼーっとしている女の子。
段々と心配になってきた時、
「…カッコイイ…」
『え、？』
女の子は突拍子もなくそんな言葉を口にした。
女の子ならどんな子でも基本、大好きだからそんな事言われると照れちゃうんだけど。
そんな事考える暇もなく、女の子はあわあわと焦り始めた。
「すっ、すいません！！忘れて下さい！！」
『でもこんな可愛い子に言われたんだし。
忘れられない…と思う』
素直にそう言うと女の子は顔を真っ赤にして俯いていた。
それはもう、まさにタコのようだった。
『本当に大丈夫？』
おでこに手を当てようと近付けば素早く後ろに下がった女の子。
…すごーく、ショックであーる…。
寂しさを極力顔に出さないように微笑めば、女の子は目に涙を溜め始めた。
『えっ！？あ、ごめん！！』
謝ると女の子は涙をぬぐい、顔を横に振りながら
「貴方が悪いんじゃありません！
平気です！っ、すいませんでした！！」
そう言ってパタパタと走り去っていった。
『あー…』
女の子を去った後、罪悪感に苛まれながら目的地へと足を進めた。
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蘭ノ助(プロフ) - Kyouさん» Kyouさん、コメントありがとうございます！更新ミスです、わかりませんでした��(ﾟДﾟ)ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2016年12月13日 6時) (
レス) id: 3f8a14f992 (このIDを非表示/違反報告)
Kyou(プロフ) - いつも楽しく見せて頂いてます。ふと、おもったのですが、28は27と同じですね。更新ミスならいいのですが。すみません。 (2016年12月12日 23時) (レス) id: 8fbb426fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭ノ助 | 作成日時：2016年11月29日 19時
