8ー甘注意ー ページ8
「何か、最近伊野ちゃんと仲良くね？」
日曜日。今、涼介の家に遊びに来ています。
私の学校は、教師の働きすぎだー、部活のしすぎだー、とか何かで、日曜日だけが部活が休みになっているのです。
前までは一緒に遊べる時間が無かったもんね。
だから、今はすごく幸せ！
で、さっきまでゲームをしていて、負けた罰として、今涼介の膝の上に座っています。
「そう？」
「うん……」
私の首に顔をうずめる涼介。髪の毛がこすれてくすぐったい。
「俺のAなのに……」
そういう涼介は、私を抱きしめる腕に力が入っていた。
「ごめんね」
サラサラの髪を撫でると、涼介に手を掴まれた。
「ねえ、分かってる？俺、今ヤキモチやいてんの」
「え、あ、うん……」
そんな
「え、なになに、顔真っ赤」
「え、嘘っ……」
顔を触ってみると、かなり熱い。やばい、恥ずかしくなってきた……。
「A」
「何……んむっ」
名前を呼ばれたから顔を向けると、私達の顔の距離が一気に縮まり、唇同士が重なった。
それは、いつもと違う乱暴なキスで……。
あぁ、これは嫉妬してるな。そう思えるほどの乱暴さだった。
……ヤバイ……。
涼介、すっごくいい匂いだ。
血の匂いも、身体の匂いも。
口の中で動く舌を噛みそうになる。
無意識に出ていた手を素早く引っ込め、もう1度、別の意味で手を出す。
今は、ちゃんと「彼女」でいよう。今は「ヴァンパイア」は捨てよう。
そういう思いも込めて、私は涼介の首に手を回した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - JUMPは７担当ですこの小説最高です (2018年5月7日 18時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
欅の死神 - はい！出たら見に行かせていただきます! (2017年12月10日 21時) (レス) id: f466cb72e5 (このIDを非表示/違反報告)
もちふわ(*´ω｀*)(プロフ) - 欅の死神さん» キュンキュンできるような小説を作れるよう、頑張ります！ありがとうございました！ (2017年12月9日 0時) (レス) id: b8bb906e80 (このIDを非表示/違反報告)
もちふわ(*´ω｀*)(プロフ) - 欅の死神さん» 好きと言ってくださり、ありがとうございます！とても嬉しいです！ですが、申し訳ありません！今考えている小説がかなりあって……。今も違う小説を投稿しているので……。また山ちゃんの小説が出たら、見に来てください！ (2017年12月9日 0時) (レス) id: b8bb906e80 (このIDを非表示/違反報告)
欅の死神 - 続編あったら良いなぁ…すごい好きなんでもうー回読み返してきます♪ (2017年12月8日 23時) (レス) id: f466cb72e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちふわ(*´ω｀*) | 作成日時：2017年12月1日 19時
