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20日目 ページ21

プルルルルル…プルルルルル…





私はパチリと目を覚ました。誰だい?私の休みを邪魔するのは…。



スマホの画面を見ると、Aと書かれていた。



私は急いで通話に出る。





「A!?どうかしたのかい?とっくに横浜に来ているはずの時間なのに、連絡一つないから心配していたのだよ?」



『……ごめんね、お兄ちゃん。実は、急用ができちゃって、そっちに行けなくなったの』





急用?絶対予定を開けておくって言っていたのに…。珍しいな。





「そうかい…。なら仕方が無い。今はどこにいるんだい?」



『今は……外にいるの。スーパーの帰り。そっちに行く予定だったから、買出しに行ってなかったの』



「…わかった。気をつけるのだよ。私は仕事の休みが取れ次第、京都に行くよ」



『ごめんね、お兄ちゃん。じゃあ、またね』





そして、通話は切れた。あまり元気がないように聞こえたな…。大丈夫だろうか。



にしても、嘘をつくなんて、悪い子だ。



天気アプリを起動させ、京都の天気を見る。京都の今の天気は、大雨。外にいるのに、雨音が聞こえなさすぎる。



さらに、車の音も聞こえない。一度Aの家に行った時、スーパーに一緒に行った。あそこは国道沿いにあったし、そこ以外にスーパーはない。コンビニエンスストアぐらいだ。



あと、元気のなさ。長年違う場所に住んでいたけれど、家族の調子くらい、私は電話一本で分かる。あれは、こっちに来れなくて悲しんでいる声じゃあない。



何かあった時の声だ。









「間違いないな。Aに、何かが起きている」





私は部屋から出て、あるところに向かおうとした。けれど…。





「太宰、いい所におった」



「姐さん…。どうしました?」



「仕事が残っておった。明日の朝までじゃ。終えるまで、部屋から出ることは、(わっち)が許さんぞ」



「私、調べ物があるんですが…」



「いかん。すぐ戻ってやるのじゃ」





…タイミング悪いなぁ…。





私は聞こえないように舌打ちをした。

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文豪少女 - 最高の作品ありがとう御座います!今度は双黒エンド出来たら見たいです!これからも頑張って下さい! (2019年8月2日 16時) (レス) id: b787729310 (このIDを非表示/違反報告)
瑠宇来(プロフ) - 最高すぎでした!双黒エンド見たいです! (2019年6月30日 23時) (レス) id: a67282984c (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪ - 最高でした!双黒END見たいです!出来たら書いてください!お願いします! (2018年10月10日 14時) (レス) id: 951996096a (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 双黒エンド見たいです!! (2018年5月10日 22時) (レス) id: c5df0e4c03 (このIDを非表示/違反報告)
- 双黒endみたいですね (2018年5月10日 16時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイラ@太宰さんlove | 作者ホームページ:No  
作成日時:2018年4月29日 22時

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