今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,305 hit
小｜中｜大
6 ページ6
.
「あいつはあいつなりに考えたんだろ。
お前を傷つけたくなくて、どうにもできなくて。
及川はそういう奴だ」
まあ、なんて言うか＿＿とたどたどしく言葉を紡ぐ彼。
幼馴染の友情ってやつだろうか。
私が間に入ることなんてできっこない、そんな絆みたいなもの。
羨ましいな、とぼんやりと考える。
及川徹はどこまでいっても及川徹で、それ以外に表しようがなかった。
岩泉も同じ。
彼がどんなに彼らしからぬことをしたって、『彼がやった』という事実は変わらない。
「仲、良いんだね」
「今更だな」
いつの間にか顔を上げていた私と岩泉の目が合って。
そんなことですらおかしくて、二人して道の隅っこで笑い合う。
いつしか、霧雨は本降りの雨に変わっていた。
.
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヰ都 | 作成日時：2017年9月30日 22時
