検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:4,302 hit
小｜中｜大

4 ページ4

.



「おい、なにやってんだ」


ずっと下を向いていた私に、傘を傾けた人が居るらしい。


その声はぶっきらぼうなのに優しげで、涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げそうになる。



「そのままでいい」


その人はそう言うと、私の頭を乱暴に撫でた。


少し痛いのに、どこか嬉しい。

変な気持ちだった。



手渡されたタオルとその人の足元を交互に見る。


顔は上げられないけれど、大体誰かはわかっていたから。


素直にそのタオルを受け取った。





少しの空間だけ、霧雨は降らない。



.

5→←3


ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！


→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
設定タグ：ハイキュー , 岩泉一
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：ヰ都 | 作成日時：2017年9月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。