雪男９人組partⅡ④ (ページ3)

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涼太side

渡｢康二も蓮も良いってさ｣

舘｢そうか、良かった｣

ん？
なんかさっきから誰かにつけられてる気がする…
気のせいかな…

渡｢ん？｣

翔太が振り返って不思議な顔をした
もしかして、翔太も…

舘｢どうかした？｣

知らないふりして聞いてみた

渡｢…うーん、なんか誰かに
つけられてるような気がして…｣

やっぱり…

舘｢…翔太も気付いてたか｣

渡｢やっぱり涼太も？｣

舘｢うん

嫌な予感しかしないんだけど
このまま２人と合流したらまずいかも…｣

渡｢…だよな

でも行くしかないよな
解決するためにも｣

俺は翔太と目を合わせて頷いた

２人が待ってるであろうファミレスに着くと
待っててくれた康二と蓮

康｢お、来た来た
お疲れさん｣

蓮｢お疲れさま～｣

舘｢待たせてごめんね｣

渡｢急に合流していいかなんて聞いて
悪かったな｣

康｢大丈夫やで｣

そんな話をしていると
俺の横を誰かが通った

玲央｢あーーーーー!!｣

蓮｢え!?｣

俺は蓮を後ろにした

舘｢うっ…｣

渡｢涼太!!｣

康｢涼太くん!!｣

俺はその場に倒れた
それを蓮が支えてくれた

蓮｢涼太くん…｣

舘｢蓮…よか…った…｣

俺はそのまま意識を飛ばした

目が覚めたら病院にいて
横には蓮が腕を下にして寝ていた

蓮｢ん…
涼太くん!?｣

舘｢うん、心配かけてごめんね

…それから後ろから誰かついてきてたの
気付いてたんだ

あんなこと起こるなんて思ってなくて
解決するためにもってそのままファミレスに
来ちゃって…怖い思いさせちゃったね｣

蓮｢俺じゃなくて
涼太くんでしょ、大変だったの

生きてて良かったけど…
だめだったかもしれなかったんだよ？

先生たちが一生懸命処置してくれたから
助かってるんだよ…

俺、涼太くんのこと好きなんだよ？
…大切な人なくすかと思ったじゃん…｣

舘｢…俺も好きだよ

２人に合流したいって言ったのも
気持ち伝えたかったから

翔太には話してたから
蓮のこと好きなこと｣

蓮｢俺のこと恋人にしてくれる？｣

舘｢もちろん
これからよろしくね｣

蓮｢うん、よろしくね｣

病院でってなるとは思ってなかったけど
良いのかな

蓮、ありがとう

おしまい