橙さんとお兄ちゃんと弟たちの物語５ (ページ40)

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ラウールside

今日は康二くんとコンビなんだけど…
いつもとなんか違う

気付いたら俺のこと見てるし
なんかよそよそしいと言うか…

ラ｢ねぇ、康二くん｣

康｢な、なに？｣

ラ｢楽屋で会ったときから
なんか変だよ？どうしたの？｣

康｢な、なんもないで｣

いや、挙動不審すぎるでしょ

ラ｢俺には言えないの？
年下だから｣

康｢…そうやないよ
ちょっとボーっとしてるだけや

心配かけてもうてごめんな
ほんまに言えないとかやないから｣

ラ｢そ？

今日の撮影、一緒だから
なんかあったら言ってね？｣

康｢おん、ありがとぉな｣

これ以上、しつこく聞いて嫌われたら
嫌だから話を終わらせた

でも…康二くんが好きな俺からすれば
ちょっと寂しいけどね…

目｢ラウ？｣

ラ｢あ、めめ｣

目｢そんな康二のこと見つめんな笑｣

ラ｢朝から変だよなぁって思ってさ
めめ、なんか知らない？｣

目｢知らないよ
俺が知ってるわけないだろ笑｣

ラ｢仲良いから相談とか
されてんのかなって勝手に思って笑｣

目｢仲は良いけど
あまりプライベートのことは
お互いに話さないかな

たまにはあるけど笑｣

ラ｢そうなんだ

…でも俺、康二くんのこと好きだから
心配なんだよね｣

目｢…たまに康二と一緒に帰れば？
いつも俺とか岩本くんとかでしょ？｣

ラ｢…誘ってみようかな
ちょっとでも気にしてほしいから笑｣

目｢康二のこと大好きだな笑｣

ラ｢まぁ、弟としか見られてないだろうし
頑張ることは勝手でしょ？笑｣

目｢そうだな笑
頑張れよラウール笑｣

めめとこんな話や違う話をして
康二くんがメイクから帰ってきて

俺は一足先にメイクは終わってたから
そのまま撮影場所に行った

ラ｢康二くん、今日も楽しもうね♪｣

康｢おん、楽しもうな♪
よろしく｣

ラ｢よろしく～｣

…さすが康二くんで
撮影が始まるとさっきのなんかなかったように
いつも通りの康二くんだった

でも…絶対何かあると思うから

撮影が順調に終わって楽屋に戻るとき

ラ｢康二くん、帰り一緒に帰らない？｣

康｢ラウが珍しいなぁ笑
いつもめめとか照にぃが多いのに笑｣

ラ｢たまには良いじゃん？笑｣

康｢おん、ええよ
楽屋から一緒に出ような｣

ラ｢やったー♪｣

康｢喜びすぎちゃう？笑｣

そして次の岩本くんパパとふっかさんママを呼んで
そのまま他のコンビも終わった

勇気だして聞かないとね…