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康二side
亮平のLINEも電話もずっと避けた
亮平からは何十件も電話が来てた
でもアカンねん…
これ以上、亮平に迷惑かけられへん…
亮平はたぶん心配して
俺の会社にも来るやろと思って
会社もやめた
まぁ、本格的にはやめてないけど…
部長に断られたし
そのまま会社から帰ってきたし
そっから会社も行ってない
はぁ…
さっくんに会いたいな…
同期で友達にもなって
亮平のことも相談して親身に聞いてくれとった
…そりゃ亮平にも会いたい
でも…
好きな気持ちが溢れてしまったら…
亮平はどう思う？
相手先の人兼友達なだけな奴に
好かれてるんやから
ずっと家に居ると考えてしまって
息が詰まるから散歩に出た
康｢気持ちええなぁ…｣
歩いていると
前を歩いてる見間違うはずのない亮平の姿
俺は見つからんように遠回りやけど
裏路地に入った
なんで亮平がおんねん…
もしかして探しとる？
そのまま裏路地を通って
家に向かった
到着したら人影があった
あのロングコート…
絶対、亮平やん…
そやった
亮平、家知ってるんやった…
そこまで考えまわってなかったわ…
どうしよ…
コンビニとか寄って暇潰しするしかないな
そして振り返って歩き出そうとしたとき
ﾌﾜｯ…
後ろから抱き締められた
俺の大好きな香水の匂いやから
亮平やとすぐに分かった
阿｢康二…｣
康｢…｣
阿｢LINEも電話もなにも繋がらなくなって
ほんとに心配したんだからね!!｣
俺は亮平を離して
康｢…亮平と居るんが辛くなってん!
最初は相手先の人ってだけやったけど
初めて居酒屋行って話して連絡先交換して
友達になって遊ぶようにもなって…
亮平が担当になったとき好きになってん
連絡先交換して嬉しくて何回も何回も
送ってもうてた
そういえば誘ってくれたのはあのときと
前にしゃぶしゃぶ行ったときしかなかった!
俺ばっか誘ってたからこれ以上亮平の負担に
なるんはアカンって…おも…んぅ!!｣
キスされたって分かるのに時間がかかった
阿｢ん…ﾊｧ｣
康｢っ…ん…ﾊｧﾊｧ
な…に…する…んﾊｧ｣
阿｢俺だって好きだよ!!
担当になったのも先輩と一回来たとき
康二のこと見て一目惚れしたから部長に
お願いして担当にしてもらったの!｣
康｢え…｣
初めて聞いたことばっかりで
俺は固まってしまった
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作者名：YUKI | 作成日時：2024年2月6日 22時
