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阿部side
あれから１ヶ月が経った
あのときからずっと康二と
音信不通になってる
何週間とかなら忙しいんだなって思うけど
１ヶ月も経ったらさすがに気になる
今は康二の会社に向かってる
到着して
阿｢失礼します!｣
部長｢あ、どうも
いつもお世話になっております
向井がお世話になってるみたいで
ありがとうございます
…あの、向井と最近、会われてますか？｣
ん？
阿｢こちらこそお世話になっております
え？
どう言うことですか？
そういえば向井さん居ませんね
お休みですか？｣
部長｢…阿部さんも分からないのか
昨日、急に退職願いを渡されまして…
理由とかも全然教えてくれなくてですね
私たちもとても心配してまして…｣
阿｢その退職願いお受けしたんですか？｣
部長｢いえ、向井はここのエースでして
なんでも一生懸命なのでお相手先のところから
とても気に入られてるのでお断りしましたが
そのまま今日も来てないんです
退職願いもこの通りまだ社長に出してなくて
私が持っている状態です｣
と内ポケットから退職願いを出して
見せてくれた
阿｢そんな…
私も１ヶ月くらい音信不通でして…
電話もLINEも全然で…
それでこちらに伺った次第で…
申し訳ありません…｣
部長｢阿部さんが謝ることではありません
…私たちもなんとか探してるので
阿部さんも協力していただけませんか？｣
佐｢…俺からもお願いします｣
阿｢えっと…｣
佐｢あ、申し遅れました
向井と同期の佐久間と言います
たまに一緒に営業に行ったりしてました｣
阿｢そうでしたか…
私で良ければご協力いたします
私も心配なので｣
部長｢ありがとうございます｣
佐｢申し訳ないです…
ありがとうございます｣
康二、どこ行ったの？
せっかく仲良くなれて
プライベートがめっちゃ楽しくて…
前にご飯行ったときも
また行こうねって言ったらええよって
言ってくれたじゃん…
ねぇ、康二…
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作者名：YUKI | 作成日時：2024年2月6日 22時
