橙さんとお兄ちゃんと弟たちの物語５ (ページ4)

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岩本side

思わず大切な人って言っちゃった…

ほんとにイラッとして
その勢いのままだったから
言ってから気付いた

康二、ひいてんだろうな…
友達としか見てない人にいきなり
大切な人って言われたって気持ち悪いだけだよな

とりあえず各々、食べたいものを注文して
それを待った

注文したものが来て食べ始める
他愛もない話をしながら

康｢…なぁ、照くん｣

急に真剣な顔をして俺のことを見る康二

岩｢なに？｣

康｢…これからの俺たちの未来に
続きってあるん？

ずっと友達なだけなん？

…さっきの大切な人って
俺、良いほうに取ってええの？｣

岩｢…あるよ、続き

俺は康二のことが好き
友達以上になりたいって思ってる

…大切な人って勢いで言ったけど
俺のほんとの気持ちだから

…たぶん、古着屋で会って
康二を見たときから好きだったんだ

車で康二の話を聞いて俺がそばで
支えてあげたいって思ったし

もちろん俺のことも
俺のそばで康二に支えてほしい

俺と友達以上にならない？
友達になって間もないけど笑｣

康｢…俺もお客さんで来てくれたときから
好きやったんだと思う

友達になって連絡も取り合うようになって
また来ても良いですか？って言われて
嬉しくて待ってた俺も居ったし笑

大切な人って佑典に言うてくれたとき
勝手に良いほうに取ってもうたし

…だから俺も照くんと友達以上になりたい
支えてほしいし支えてあげたい

よろしくお願いします｣

岩｢///｣

康｢なんですぐ照れるんよ笑
かわええなぁ笑｣

岩｢なんか嬉しいのと恥ずかしいのと
混ざって///｣

康｢んはは笑｣

岩｢笑うなよ…｣

康｢照くん｣

と言いながら手を上下にひらひらして
俺のことを呼んだから近付いたら

耳元でささやくように

康｢照くん、大好きやで｣

岩｢///｣

また顔が真っ赤になってるのが分かった
なんか悔しい!!

離れていこうとする康二を止めて
ほほにキスをした

ほかのお客さんに見えないように
軽く触れるだけの…

康｢な///｣

岩｢お返しな？｣

お互いに顔が真っ赤で
端から見たら変な光景だよな笑

飯を食い終わってぶらぶらして
帰りはカラオケによって夜も済ませて

離れたくなかったから
俺の家に連れていって体を重ねた

付き合ってすぐなのにな笑
俺が我慢できなかった笑

でも康二は

康｢気持ち良かったで
ありがとぉな///

これからもよろしゅうな｣

って言ってくれて

岩｢こちらこそありがとう
よろしくな｣

と俺は返した