橙さんとお兄ちゃんと弟たちの物語５ (ページ25)

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康二side

翔太くんも涼太くんも
俺と一緒で同性愛者やったんや

…美鈴さんになんて言うたらええ？
どんな答えでも好きなのは変わらないよって
言うてたけど望みないねんで？

でも協力する言うて
翔太くんにも聞いたわけやから
言わないわけにはいかんよな

舘｢康二、ごきげんよう｣

康｢わぁあああ!!

涼太くんか
びっくりした笑

おはよーさん｣

舘｢なんか考え事してるみたいに見えたけど
なんかあった？｣

康｢なんもないで!
疲れとれてへんのかも｣

舘｢無理しないようにね｣

康｢ありがとぉな!｣

そんな話をしていると
翔太くんがこっちに歩いてきた

渡｢おはよう｣

康｢おはよーさん
今日はいつも以上に眠そうやな笑｣

渡｢うん…
寝坊するとこだったもん…｣

舘｢ほんとに朝弱いね笑｣

康｢涼太くんがモーニングコール
してあげたらええやん笑｣

渡｢…それはありがたいけど
起きれる気がしねーわ笑｣

舘｢ダメじゃん笑｣

康｢ふはは笑
もうどうやっても無理やん笑｣

朝の2人との会話むっちゃ楽しいわ♪
これがあるから大学来れてるようなもんや笑

鐘がなりそうな時間になって
2人に挨拶して自分のクラスに行った

席に座ると

美鈴｢向井くん、おはよう｣

康｢おはよーさん｣

美鈴｢今日も2人と話してたの？笑｣

康｢日課やもん笑

…あ、そや
話あるから昼休みちょっと時間ちょうだい｣

美鈴｢一緒に屋上で食べる？笑｣

康｢ええの？
いつも友達と居るやん｣

美鈴｢大丈夫
向井くんと仲良いの２人知ってるから笑

言えば分かってくれると思うよ｣

康｢ほんならええんやけど｣

そして順調に講義も終わって
昼休みになった

美鈴｢向井くん、行こっか｣

康｢おん
言うてきたん？｣

美鈴｢うん、普通にいいよって笑｣

康｢そうなんや笑
ほな、行こか｣

購買で買うのを付き合ってもろて
一緒に屋上に向かった

美鈴｢ベンチ行こっか｣

ベンチに座って話しながら食べる

康｢寒くない？大丈夫？｣

美鈴｢大丈夫だよ
ありがとね｣

康｢これかけとき｣

俺は着ていたシャツを肩にかけた

美鈴｢暖かい
ありがとう｣

そしてまた話しながら食べ始めた

康｢お弁当は作ってもらってるん？｣

美鈴｢ううん、一人暮らしだから
自分で作ってるよ｣

康｢俺も結構作るけど
今日はめんどくて作らんかった笑｣

美鈴｢一人暮らしなの？｣

康｢おん、そやで
奈良から引っ越して来とるから｣

…てか言うタイミング逃しとるわ
いつ、言うたらええんや…