橙さんとお兄ちゃんと弟たちの物語５ (ページ12)

今日:23 hit、昨日:97 hit、合計:31,751 hit

▽ ページ12

佐久間side

今日はメンバーみんなで仕事

楽屋で各々好きなことをしている
康二と翔太がまだ来てないけど

楽屋のドアが開いたと思ったら
康二と翔太が入ってきた

康｢おはよーさん｣

渡｢おはよう｣

舘｢ごきげんよう、翔太と康二｣

康｢おはよーさん

ちょっとしょっぴーのこと借りてたわ
ただ相談のってもらってただけやから｣

舘｢分かってるよ

…気付いてるか分かんないけど
結構、悩んでる顔してるよ康二｣

悩んでる？
全然気付かなかった

渡｢涼太はやっぱり気付くか
周りよく見てるもんな涼太は｣

康｢…でももう大丈夫やから
しょっぴーのおかげ｣

岩｢康二の大丈夫は大丈夫じゃないからな笑｣

深｢確かに笑
でももう時間もないからこれで終わり｣

阿｢今日も頑張りますか｣

目｢あべちゃん、一緒に行こ｣

阿｢うん、行こっか｣

ラ｢康二くん行くよー｣

康｢ラウ、一緒に行ってくれるん？｣

舘｢翔太、俺らも｣

渡｢うん｣

何を悩んでるんだろ…
俺、康二のことが好きだから聞いてあげたい

仕事が終わって康二に話聞きたいって
言ったけど大丈夫やでって言われて
そのまま康二は行ってしまった

佐｢康二…｣

ラ｢佐久間くん｣

佐｢ラウ…｣

ラ｢俺、頼りないかなとか思ってる？｣

佐｢え…｣

ラ｢そんなことはないと思うよ

康二くんってさなんでも自分で
解決しようとするでしょ？

しょっぴーに話したかもしれないけど
俺にはまだ言い足りないって感じがする

でも康二くんがそうしたいなら
見守ってあげることも俺たちの役目じゃない？｣

佐｢ラウ…｣

ラ｢心配なのは分かる
俺だって心配してるから

でももう少し様子見てみよ？｣

佐｢…そうだな
ありがとな、ラウ｣

ラ｢どういたしまして｣

と言って帰っていった

ラウも大人になったな
あんなことまで言えるようになったのかよ笑

電話をかけるだけでも話ができるから
ちょっとかけてみよ

俺は康二に電話をかけた