橙さんとお兄ちゃんと弟たちの物語

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康二side

連絡先を交換して

目黒さんがマネージャーさんに
電話で行くってことを伝えると言うたから
それをまっとった

目｢今から駐車場向かいますね｣

目黒マネ｢…今は来ないでください｣

目｢え？｣

康｢どうしたんですか？｣

目｢なんか今は来るなって｣

スマホをおさえながら
そう言うてきた目黒さん

康｢なんで？｣

目｢分かんない｣

いつの間にかお互いにタメ口に
なってたけどそんなこと言うてる場合やない

目黒マネ｢…なんか知らない番号から
電話来ましてなんか大事なことだったらと
思って出てしまって｣

目｢そしたら？｣

目黒マネ｢…"お前が担当してる目黒蓮
絶対、やってやる

逃げても無駄だからな
場所は分かってる"って｣

目｢…え

とりあえず鈴木さんはそこから
逃げてください

これ以上、巻き込めないので｣

目黒マネ｢でも目黒さんが…｣

目｢俺は大丈夫です
なんとかしますから｣

なんの話か分からんけど
大変なんは分かる

目黒さんが電話を切った

目｢…｣

康｢なにかあったんは分かりますけど
聞いてもいいやつですか？｣

目｢…あまり良くないです｣

康｢…｣

目｢…向井さんのこと巻き込むことに
なるかもしれないけど聞きますか？｣

怖いけどマネージャーさんと
目黒さんが大変な目に合ってるなら…

康｢…聞きます

大変なことってのは分かります
俺も巻き込んでください

今日、むっちゃ楽しかったから
目黒さんになにかあるなら助けたいです｣

目｢向井さん…

…なんかマネに知らない番号から
電話が来たみたいで｣

康｢なんて？｣

目｢"お前が担当してる目黒蓮
絶対、やってやる

逃げても無駄だからな
場所は分かってる"って｣

康｢…目黒さんは
なにか思い当たることはあるんですか？｣

目｢分からないけど
もしかしたら元カレが絡んでるかもで…｣

康｢元カレ？｣

目｢このこと俺とマネと家族だけの
話にしようとしてたけど向井さんには
話しておきます｣

元カレってことは
そういうことやんな…

でも勇気だして
話してくれるんやったら聞く

…俺もそうやから

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