運命ロマンス [平野紫耀]

18 ページ18

.






「ねー今日3限で終わるしさ、どっか行こうよ〜」

A「ええ〜、例えば？」

「ん〜…あ、スタバは？新作でたじゃん！」

A「あ！それいいね、行こうよ」

「よっしゃあ、あと1限、がんばれる〜」





2限目のラスト10分という、いちばんきつい時間帯


ねむそうにするなぎちゃんが
わたしにそう、誘ってきた。




なんだっけ、あの新作。

なんとかフラペチーノ




ええ、なんだっけ。

思い出せない〜



なんてこっそり机の下で機内モードにしてた携帯を解除して調べてみる。





ああ！そうだ！これこれ！

おいしそうだな〜


なんて、もうわたしの頭はそればっかり。




そんなとき、



「あ、そうだ、CDショップ寄ってもいい？」




なんて、何かを思いついたように
そう話す、なぎちゃん。





A「うん、いいけど。なぎちゃん好きなアーティストとかいたっけ？」

「いや、いないけどわたしの音楽アプリなんでか消えちゃってさあ！もうめんどくさいから携帯に取り込もうかな〜って」

A「あーそういうことね！いいよ、行こー！」





そう話したところでちょうど、2限目が終わった。

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す