不思議な霊力と青霊夢 ページ2
魔理沙side
私は霧雨魔理沙。普通の魔法使い。
今日もいつもどおり、箒で空を散歩していた。
真下に見えるのは、博麗神社。
私の親友で、巫女の、博麗霊夢が住んでいる。
「……何だ? 不思議な霊力を感じるような……」
そんなことを考えていると、 風で帽子が博麗神社に落ちてしまった。
「あ、しまった……。取りに行かないと……」
そう言って、私は博麗神社に向かって飛んでいった。
神社につくと、誰もいないように静かだった。
「おーい、霊夢ー。いるのかー?」
神社を見ると、青い巫女が立っていた。
少なくとも、霊夢ではないだろう。
髪は長く、青い瞳で、姿勢正しく立っていた。
「これ、貴方の?」
手には、私の黒い帽子を持っていた。
「あ、ああ。ありがとう。ところでお前、誰だ?」
「博麗霊夢。貴女は?」
博麗霊夢……?
どう見ても、霊夢じゃない。私のことも知らないらしいし。
いつもの霊夢より、言葉遣いもきちんとしていて、神社も綺麗に掃除してある。
「……私は、霧雨魔理沙だぜ」
とりあえず自己紹介をした。
そういえば、霊力は、この青い巫女からしているようだ。
「あ、あの、この神社に他の巫女はいないか?」
「いいえ、いないわ。博麗神社には、私しか巫女がいないから」
青い巫女は、きっぱり言った。
「そ、そうか。じゃあ、私帰るぜ」
青い巫女は、私に向かって微笑む。
「そう。また是非来てね。神社で和菓子でも出すわ」
やっぱり、霊夢らしくない。
そう思いながら、箒に乗って宙に浮いた。
青い巫女を確認すると、そのまま家まで一直線に帰った。
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