２ ページ2
·
そんな時、片目を隠した男は言った。
「 探しに行ってみる？ 」
「 マジ？ 」
紫の髪の男は少し不安そうな顔をした。
「 残る？いや誰か残るんだったら残れば？ 」
黄色の髪の男はそれを少しだけ煽るように言った。
「 いや〜、俺は探しに行きたいけどな、普通に、 」
「 しにがみ残りなよ？ 」
「 待ってていいよ？ 」
黄色の髪の男と猫のパーカーの男は二人して紫髪の男に言い寄った。
「 置いてかないでくれよ！ 」
そして渋々三人で袋を被った男を探しに行ったのだ。
〜〜〜
「 トラゾーさーん？ 」
「 トラちゃ〜ん？？ 」
「 何か···待って！···1回帰ろうか？ 」
袋を被った男を探している二人に黄色の髪の男は静止の声を掛ける。
「 え？ああ···1回帰ろうか？笑 」
「 何か俺ね···見えちゃいけないもの見てる気がするんだよね？ 」
「 なんかヤバそうだな？あれ 」
彼の視線の先には謎の祠の前に立つ女の年寄りだった。
黄色の髪の男は仲間の二人にその年寄りが見えてるかを確認して年寄りに声をかけた。
「 すいません！こんにちは！ 」
「 あぁ···どうかなさいましたか？ 」
年寄りからは何か聞き覚えのある男の声が混ざっているように感じ三人は何故か笑い始めた。
「 いや、笑うな笑うな！！失礼だぞ？ 」
「 何か特徴のある、何か素敵な声だなと思って！ 」
黄色の髪の男は慌てて誤魔化した。
「 ぁぁ、ありがとうね！ 」
「 何か優しそうなおばあちゃんだね！笑 」
「 おばあちゃんですか？これ？おじいちゃんじゃなくて？ 」
「 ··どうかなさいましたか？ 」
紫の髪の男は先程より何とも失礼なことを言う。
「 なんかあの··布被った白い？あの何かたくましい男見ませんでした？ 」
黄色の髪の男が老婆にそう聞くと老婆は何か分かったように答え始めた。
「 先程ね、あの···道を聞いてきましたよ！だからね、取り敢えずここでお参りしてから導きのままに進みなさいと！ 」
そう言うと老婆は貴方達も、と言って饅頭を渡してきては謎の祠の前へと連れて行きそこでお参りをするように、と言った。
「 神様に···旅の祈願を祈ったらいかがでしょうか？ 」
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵(プロフ) - カフェラテ好きののあ。さん» 神作だなんて、、ありがとうございます😭私この作品の作者でございます、！スマホの機種変で戻れなくなってしまったので新しくこちらの垢を作らせていただきました！！こちらの作品をまた書き直そうと思っているので良ければ！！ (12月28日 20時) (
レス) @page18 id: 6e2523cf24 (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 神作なのに！！更新停止は悲しいよお！！！更新再開してくれないかなぁなんて思ったり... (12月26日 10時) (レス) @page19 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 水無瀬さん» ワ゛ッ！！コメントありがとうございます😭😭把握致しました！！ (5月29日 0時) (レス) id: d1eaea4433 (このIDを非表示/違反報告)
水無瀬(プロフ) - コメント失礼します！個人的には、盗賊の奴が気になります！ (5月29日 0時) (レス) @page17 id: aa8642c67c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨音 | 作成日時：2023年5月28日 13時
