氷.温 s.k (ページ3)

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ま「A～～？」

個室から顔の赤い酔ってるまきが顔をだした。

「まきっもー、帰るよー？笑」

カードケースをサッとスカートのポケットに入れまきの元へ戻った。

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翌日

ま「いや～、昨日はご迷惑をお掛けしました！笑」

なんとか昨日はまきをタクシーで送り届けられた。

「ほんとよ～、はいタクシー代」

サッと昨日のタクシーの領収書を渡した。

ま「え！たっか笑」

「昨日お金ぎりぎりだったんだからね～お金よろしく！」

ま「うわぁ～笑」

そう話してると昨日の免許証の事を思い出した。

「そういえばね、昨日あの居酒屋で男の人にぶつかったんだけどね」

そう言いながらバッグから黒いカードケースをだした。

ま「えっ？落としたの持って帰ってきちゃったの？笑」

まきが「店員に渡せばよかったのにー」て言ったけど、何となく渡してはいけない気がして...。

ま「みせて～」

ひょいっと私がもっているカードケースを掴んだ。

「あっ、ちょっと」

まきが私と同じで免許証の所を開いた。

ま「.....えっ」

まきは小さく声をもらした。

「どうしたの？」

そう問いかけてみたけど、表情は固まったまま。

ま「.....これ、店員に預けなくて正解だったかもよ笑」

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