氷.温 s.k (ページ2)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,902 hit

2. ページ2

・

？「ほんとすみませんでした。」

申し訳なさそうに謝ると顔をサッと横に向け足早に出口に向かって行った。

...あの人も終電間に合わない感じだったのかな？

ふと下を見ると、

「あれ？これ、」

黒いカードケース？が落ちていた。

確か、さっき落ちてなかったよね…。

「まさか...」

さっきの人かもしれないし、中身少し見ても大丈夫だよね？

パラッ、

1枚目を開くと免許証がでてきてメガネは掛けていなかったけどさっきぶつかった人の顔写真だった。

「やっぱり」

確かめるとすぐに居酒屋の出口に行ったけどさっきの人はいなかった。

店員さんにも聞いたけど彼はすぐに出て行ったらしい...。

もう一度彼の免許証を確認するとなにかひっかかった。

「あれ、なんかこの人どこかで...」

さっきは焦って気づかなかったけど...。

「加藤、成亮...」

免許証に書いてある名前、、
この名前どこかで聞いたことある。

.