第三十九話 ページ40
高専についてから五条先生に連絡したが、電話に出ず、どこにいるかも分からない。
とりあえず、釘崎さんと伏黒君に会いに行こう……
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｢やぁ……二人とも……悠仁の件……とても残念だったよ……僕がついてれば……｣
｢あら？任務から帰ってきたと思ったら嫌な事言うのね。貴方がついてれば虎杖は死ななかったとでも言いたいの？｣
僕はその言葉を聞いてなにも言い返せなかった。
僕がどれだけ後悔しても、この二人はすぐそばに居て悠仁の事を助けてやれなかった……二人が一番悔しいはずだ。
｢……ごめん……｣
｢そんな簡単に男が謝んなっつーの｣
釘崎さんの表情は涙を必死に堪えていた……辛かったんだろう……
｢なんだ？いつにも増して辛気臭いな。恵、A。
お通夜かよ｣
この声は……真希さんか……それに二年生の二人も揃ってるな……
｢真希！……真希！！まじで死んでるんですよ。
昨日！一年坊が一人！｣
｢おかか！！｣
パンダ先輩と狗巻先輩が深刻な顔で真希さんに訴えかけていた。
真希さんは知らなかったのか……
｢はやく言えや！これじゃ私が血も涙もねぇ鬼みてぇだろ！！｣
｢実際そんな感じだそ！？｣
｢ツナマヨ｣
二年生はギャーギャーと三人で言い合っている。
この人達は本当に、優しい人達だな。
｢てか、A！お前目の隈が酷いぞ。ちゃんと栄養取って寝てんのか！？｣
｢あ、昨日は任務の後すぐ帰ってきたので……その…あまり寝てはいませんけど……そんな事も言ってられないので……｣
｢やっぱり憂太とAには優しいよな？真希。｣
｢んなことあるか！先輩として心配してやってるだけだ！｣
ダメだ。今はパンダ先輩の冷やかしも全てが左から右に流れる。
友達を失うってこんなにも辛いものなんだな……
｢それより、スマンな喪中に……だが、お前達に�犁�都姉妹校交流会�瓩暴个突澆靴�てな｣
｢京都姉妹校交流会ぃ？｣
｢京都にあるもう一校の高専との交流会だ。
でも、二三年メインのイベントですよね？｣
｢その三年のボンクラが停学中なんだ。
人数が足んねぇ。だからオマエら出ろ。｣
｢交流会ってなにするの？スマブラ？｣
｢なら３人でやるわ……東京校と京都校。それぞれの学長が提案した勝負方法を一日ずつ二日間かけて行う。
つってもそれは建前で初日が団体戦。二日目が個人戦って毎年決まってる。｣
｢個人戦、団体戦って…戦うの！？呪術師同士で！？｣
｢あぁ。殺す以外なら何してもいい呪術合戦だ！｣
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作者名：ハクスイ | 作成日時：2019年7月2日 5時
