Miles away (ページ25)

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光一side ページ25

「剛からの手紙か……初めてに近いな……」

そんな事を思いながら廊下をフラフラ歩いていると。

？「光一くん、危ない！」

誰かの言葉に反射し、壁に寄ると、
突き当りの角から多くの荷物を積んだ台車が出てきた。

「だっ...誰！？」

松本「光一くん、大丈夫ですか？」

心配げに聞いてやってきたのは、嵐の松本だった。

松本「おはようございます、光一くん」

「おぅ…おはよう」

何故か後輩にもうまく挨拶ができない。

恥ずかしがってしまう自分の癖が出てしまっている。

松本「あれ、光一くんそれ何持っているんですか？」

松本は、俺がマネージャー経由で貰った剛からの手紙に興味津々だった。

「あぁ……剛から、珍しく手紙というものを貰ったんだよ」

松本「そういえば、剛さんからメール来たんです、朝」

「剛から？…それ、何、気になる…」

その中には、今日の事、そして、
剛自身の今の事が赤裸々に書かれていた。

『松潤、おはよう☀

今日はごめんな、相葉と共によろしくお願いしますm(_ _)m

今の俺は…。
音楽は完全にドクターストップによって禁止状態です。
左耳が音を拾わなくて。
右耳だけが音を拾い、今は会話する事だけでも疲れてしまうのが現状です。

「未満都市～」の最後のシーン撮影頃に悪くなり、今は大事を取って入院しています。
相葉とか(小原)裕貴、Jr.の道枝くん、他のスタッフにも迷惑をかけてしまって、申し訳ない。

僕の今の目標としては、退院して、光一と一緒に音楽番組に出ること。
いつその場に戻れるか分からんけど…。

松潤も頑張ってください^^*。

僕も頑張るからね(笑)』

松本「光一くんも、頑張りましょうね^^*」

「おっ、おぅ、、ありがとな」

そして、生放送が始まった。

テレビには総合司会を務める櫻井が映っている。

すごいな、こんな人前に立って司会するなんて。

後輩に憧れちまったよ、俺。

いろんなことに思い耽りながら、

俺は思い切って相方からの手紙を開けた。