NEWS 小説 (ページ15)

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十三話　シゲページ15

機材トラブルもあったけど、無事に撮影が始まった。
小山さん、手越、まっすー、俺の順に並ぶ。
今日のロケは、駐車場の隣にあるお店に行く予定らしい。
けど、内容は皆知らない。
いつもどおり、小山さんの進行で始まった。
□「さて、始まりましたね。今日は、何をするのか僕達も知らないんですよ。」
♡「アパー！」
▽「ヒューヒュー！」
○「そうなんですよね～」
□「ね～、……いや、相変わらずテゴマスは自由ですね笑」
こうして、俺らNEWSって感じの自由すぎるロケがスタートした。
小山さんがメインカメラのそばにいるスタッフからボードを受け取る。
そこには、紙テープで隠された２列の文字がある。
□「お！今日の目的かな？じゃあ、めくっていきますね！」
俺たちも、小山さんの手元に注目する。
□「じゃん！……えっと…東京にある隠れ店！……じゃん！…美味しいスイーツ巡り～！」
そう言えば、手越が嬉しがってイエイ！イエイ！カメラに乗り出して言っている。
俺は、拍手をしながら
(いやいや、手越さん、あなた俺と一緒で甘いものが苦手でしょうよ。)
と心で叫んだ。
チラッとふたり先にいる小山さんを見れば、嬉しそうに目をキラキラさせていた。
さすが、あれ程のエクレア好き笑。
まっすーは、なんとも言えない顔だった…笑。
俺は甘いものが苦手だけど、まだ食べられる方ではある。
全く食べられないわけじゃない。
それに、疲れているから甘いものは少し良いかもしれない、とこの企画をしたスタッフさんに感謝をしてテンションMAXの２人を先頭にお店に入った。