前髪切れば？って言われたから切ったけど切りすぎた。final【ハイキュー】【白鳥沢】【春高編】

前髪　85 ページ11

「ありがとうございました〜！」




科学の授業が終わり、いよいよ賢二郎と話す時がきた。









授業のプリントをまとめていると賢二郎が来た。






白布「…。」






『…。』






しーんと空気が流れる。気まずい空気だ。








何か気が変わったのか、目の色が変わった賢二郎。









そして私の腕を掴んだ。








『え…ちょ…』






白布「早く行くぞ。時間ない」







黒いオーラがただよっていたので拒否権はないと分かった。」







賢二郎の言われるままについていくと中庭に着いた。








謝るチャンスなのに。「ごめん」の３文字がでなかった。





話そうとしたとき。








白布「…ごめん。」





『え？』









賢二郎が謝っていて、何が起こったのかわからなかった。







白布「何かしたんだよな、俺？謝る。ごめ…」








『賢二郎は悪くない！！！私が悪いの！！』





思いっきり叫んだ。地面にぽたぽたと雫がこぼれる。






『そう、全部私が悪いの…勝手に避けたり…手とか払っちゃったし！！それで気まづくて…もう話すことも出来ないかと…』





白布「おう」








『もう嫌われたかと思ったの』






白布「おう」






賢二郎は落ち着いて最後まで話を聞いてくれた。







白布「それでお前…Aはどうしたい？」









『……仲直りしたい！賢二郎とまたいつもみたいに話したい！』








おりこーさんと言いながら私の頭をぽすっといいながら撫でた。









『イケメンかよ…彼氏かよ…』







白布「…＿＿＿…」








『え、何？聞こえない…』








賢二郎がなにか言ってたが聞こえなかった。








白布「…何でもない。ほら次の時間遅れるから行くぞ」








賢二郎の話は気になったが次の授業に遅れると悪いので駆け足で教室へと戻った。

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