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しかし感情というものは厄介なもので、彼のことが大好きで大好きで堪らない私は、フロイド先輩からたった一言
「 オレと一緒に生きて 」
と言われてしまえば生きていくのだろう。
まあ、ここで生きていくことを選択しなければ彼は私を海の底に連れて行って閉じ込めてしまうことは目に見えているのも事実。
唯一無二の片割れの間に入り込むことが許された私は彼からとんでもない程の執着心を向けられていることに気づいている。
ジェイド先輩でさえ、私とフロイド先輩は似た者同士だと言ってよく手を焼いてくれているのも事実。
アズール先輩だって、面倒事はゴメンだと言いつつも私たちのことになるとどんな手を使ってでも助けてくれる。
フロイド先輩は一生をかけて私を幸せにして、生きたいって思わせると誓ってくれた。
こんなに色んな人に愛されて、尽くされてる私がいきなり死んでしまえばこの人たちは正気じゃいられなくなるだろう。
それなら、ストッパーとして私はこれからもこの世に存在し続けていこうか。
「 アズール先輩、ジェイド先輩、フロイド先輩
私も皆さんのこと大好きで愛してます 」
これからもよろしくお願いします。
そう言えば目をまん丸にした後、3人はそれぞれの顔を見合わせたと思いきや、私に抱きついてきた。
何事だと慌てていれば、みんな笑いながら涙を流していた。
そんな3人にギョッと目を見開けば、声を揃えて
「 A、大好き 」
と言ってくれた。
少しだけ生きることに希望を持てたと同時に、私は陸を捨てることを決意した。
産まれた時から決まってた__Fin
___後書き___
これもうフロイドやなくてオクタヴィネルやんって思いました、すみません。
でも仲良く3人でハッピーエンド迎えてくれって思った結果がこれでした。
本当にちょっとした小ネタでした。
あなたの前じゃ___ ジェイド・リーチ→←産まれた時から___ フロイド・リーチ
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むつき - 私も重いの好きです! (2021年8月12日 11時) (レス) id: afe8b336e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:人参ぱんつ | 作成日時:2020年10月5日 23時