24話 ページ26
そんな彼の言葉に、光は何故…？と問う。
「 だって君に恩を売っておいた方が源会長からの風当たりが…、ごほんごほんっ！
ゴメン、もう1回…
僕らはお互い不可能を打破しようとする同士、仲間だろ？
君の目標は八尋さんを助けること、そして僕の目標は…、アオちゃんと！！付き合うこと！！」
もはや誰も話についていけなくなった頃、カコはそろそろ戻しちゃおうかのー、と言い、学園にいた人たちの年齢も、壊れた物も全てが元通りになった。
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「 なーんだ、じゃあ私たちが気絶している間に解決しちゃったのね 」
「 はい！」
寧々ちゃんと私はあの後目を覚ましていつも通りの学園を眺めていた。
何事もなかったかのような顔をしている茜くんに光くん。
「 …茜くん、私許さないから
ミライが暴れ回ったせいで…、きっと私の秘密聞いちゃったんでしょ？
私絶対寧々ちゃんの未来変えてやるから 」
彼の耳元でそう呟いて、みんなの元を去った。
今日の放課後、絶対花子さんにお願いを聞いてもらう、私が今後辛く悲しく、報われない運命だとしても…。
そんな私の後ろ姿を茜くんと光くんが悲しげに見ていた事など私は知る由もなかった。
放課後になり、とりあえず土籠先生のとこ行って、寧々ちゃんと花子さんの居場所を聞くために、理科準備室まで行った。
何故かって？さっき女子トイレ行ったけどいなかったから。
ガチャとドアノブを捻って開ける。
そこには少し悲しげに項垂れている光くんと、何とも言えない表情の先生。
「 あ、ノック忘れてた、とりあえず失礼しまーす！
先生、寧々ちゃんと花子さん見てない？」
「 おう、ノックは忘れんな、社会人の基本だぞ 」
そう言いながら頭をポンポンしてくれる先生。
光くんどうしたの？と聞けば、進路の事で少し悩んでいるとの事だった。
「 まあ、進路大事だもんね、仕方ないよ！」
彼の背中を優しく撫でて、同情の眼差しを向けると、少し拗ねた顔で「 何すか… 」と言うため、可愛くなってほっぺたをぷにぷにしてあげた。
先生に、結局2人と最終的に何処で合流出来るか聞くと、屋上と短く答えられたため、ありがとうと礼をし、準備室を出ようとした。
「 先生、光くん
…私に出来ることって本当に極わずかなモノなんだと思う、でもね、運命に抗ってみるのも案外楽しいかもって思えるようになったの
私に任せて、寧々ちゃんの未来が変わるとこ見せてあげるね 」
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人参ぱんつ(プロフ) - yamiさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません、とても嬉しいお言葉ありがとうございます、頑張らせていただきます！ (2020年8月21日 18時) (
レス) id: a7aebfbb6e (このIDを非表示/違反報告)
yami - 凄く面白いです！更新頑張って下さい。 (2020年7月28日 12時) (レス) id: 0abcc7321c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人参ぱんつ | 作成日時：2020年4月22日 1時
