19話 ページ21
次に私が目を覚ました時、私は保健室にいた。
誰かが助けてくれることは最初から分かってた。
私の寿命が少しだけ減っていただけだったから。
隣で眠るアオちゃんに一言謝罪を入れ、保健室を去り、適当に色んな教室を見て周りながら茜くんを探す。
何故か私の目に入る人たちみんなおじいちゃんおばあちゃんばかりで、一瞬老人ホームを疑ったが、見知った教室があったため、違うと判断。
適当に色んなとこを走り回っていると、生徒会室から勢いよく出てくる寧々ちゃんとぶつかり、尻もちを着いた。
「 いったた…、寧々ちゃん…そんな急いでどうしたの… 」
痛む鼻を抑えながら問いかけると、びっくりした顔で私を抱きしめた。
状況が理解できないまま、ぼーっとしてると、花子さんに光くん、茜くんもいた。
「 あ、茜くん…？
コスプレでもしてるの？
てか、それどころじゃない！
アオちゃんが保健室にいるよ、見ててあげなくていいの！！？」
「 …Aさん、意外と目覚めるのが早かったんだね 」
目を伏せながら言うため、何事かと聞けば、七不思議の1番目、未来を司る時計守が脱走し、今回の騒動が起こっているとのこと。
そして、茜くんはまさかの現在を司る時計守として、先程時間を止めて助けてくれたのだと言う。
「 そっか…、茜くんありがとう
アオちゃん突き飛ばしちゃったから怒ってると思ったよ 」
「 まあ、少しだけ怒ってるけど、君は宣言通り命をかけてアオちゃんを助けてくれたからね、感謝はしてるよ 」
茜くんが素直に褒めてくるため、少し照れくさくなり、寧々ちゃんの肩に顔を埋めた。
すると、珍しく私服の源先輩がきたが、何故か敬語で何故か先輩と呼ばれ、更には女性慣れしてない。
頭にたくさん浮かんでくるクエスチョンマーク。
「 あなたもしかして…光くん…？」
そう問えば、顔を赤くして、名前で呼んでくれた…と1人歓喜の声を上げて、そうです！と元気に答えていた。
「 花子さん…、私あなたに感謝してるよ、何だかんだしっかり寧々ちゃんのこと守ってくれてありがとう 」
避けちゃってごめんね、そうやって言えば1度目を見開いて、俺こそさっきはシャンデリア落としてごめんね。と言っていたのでとりあえずお説教をした。
「 話戻すけど、ミライをどうやって捕まえるかだよ
これ以上アオちゃんの身に危険が生じるような事がなくなるようにしておきたいんだけど 」
真面目な顔でそういう茜くんに寧々ちゃんは問いかけた。
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人参ぱんつ(プロフ) - yamiさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません、とても嬉しいお言葉ありがとうございます、頑張らせていただきます！ (2020年8月21日 18時) (
レス) id: a7aebfbb6e (このIDを非表示/違反報告)
yami - 凄く面白いです！更新頑張って下さい。 (2020年7月28日 12時) (レス) id: 0abcc7321c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人参ぱんつ | 作成日時：2020年4月22日 1時
