18話 ページ20
園芸部にて、アオちゃんのお手伝い中。
「 君たちの植木になりたい 」
「 土に還れ
次は何しよっかなー？」
アオちゃんのセコムがいない今、私がアオちゃんを守らなければ…！
メラメラと闘志を燃やしながらぎゅっと拳を作り、告白してくる輩に一言一言毒を吐いていく。
移動中。
「 お二方、僕とバージンロードを歩こう 」
「 受精卵からやり直してこい 」
「 Aちゃん、早くしないと置いていっちゃうよ？」
ドゴォっとめり込む音をBGMに、待ってー！と親友の後を追いかける。
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その様子を涙を流しながら監視する寧々たち。
「 分かっていたことだけど、なんて容赦のないモテ方なの…
これが真のモテ女…！！！」
「 ヤスミって意外とモテるんだねー 」
と杖代を回収し、言葉する花子に寧々はくわっと目をかっぴらいて説明を始めた。
「 学園人気No.1の赤根葵に次ぐ、学園人気No.2の安見A！
彼女が大切に思う人に対する態度、その執着心に守り方！
見た目とのギャップが好評で罵られたい男子や逆に守ってあげたいって男子が多いんだから！」
と言う寧々に対し茜は、見た目は確かにアオちゃんの次に可愛いからね、まあ、月とすっぽんレベルではあるけど。とAを認めるような発言をした。
光はモジモジしながら何かを言おうとしたが、寧々がそれを遮ったため届かず。
ホールに入っていく2人を追いかけた。
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「 ねえねえ、見て見てー！
バレリーナの真似！」
「 Aちゃん、ちょっときて？」
「 ん？どうかした？」
ホールに来た私たちはステージの真ん中にしゃがみこんで、2人で色んな影を作ったり、ステージに指で文字を書いて、何を書いたか当てたりと、童心に返っていた。
アオちゃんがこういう事をするのは基本的に悩んでいる時。
いつも茜くんが側にいて、何だかんだあのセコムも支えになってるんだよなーって思ってる時に、いきなり照明が割れ、中央…、私たちの真上の大きなシャンデリアが落ちてきた。
私の体は咄嗟に動きだした。
上を見て固まるアオちゃんに、自分のカーディガンを頭にかけてステージの端まで突き飛ばした。
「 うそ…やだ、Aちゃん！！」
目に涙を溜めるアオちゃんに優しく微笑みかけた。
あーあ、アオちゃん思い切り突き飛ばしちゃったからきっと茜くんに怒られるだろうなー。
言い訳はどうしよっか、なんて呑気なことを考えながら私は目を瞑った。
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人参ぱんつ(プロフ) - yamiさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません、とても嬉しいお言葉ありがとうございます、頑張らせていただきます！ (2020年8月21日 18時) (
レス) id: a7aebfbb6e (このIDを非表示/違反報告)
yami - 凄く面白いです！更新頑張って下さい。 (2020年7月28日 12時) (レス) id: 0abcc7321c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人参ぱんつ | 作成日時：2020年4月22日 1時
