初めまして、キヨくん【キヨ】 (ページ25)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,708 hit

_23 ページ25

.

「おーい、いくぞA」

頭をペチペチ叩いてくる沙羅。地味に痛い。

『うん～』

まだキヨくんの余韻から抜けられない私はまだキヨくんがいる空気に行くと言うことに緊張して気持ちが悪い。

「委員会だから、委員会終わったら吐いていいから」

と言う沙羅は絶対にスパルタだから勉強教えてもらうのはやめよう…と心に誓った。

.

『ああああああ、』

と唸っている私の横で「フジくん…」となっている沙羅、何、沙羅はフジが好きなのか、と考えていたが

「おっ、フジじゃ～ん」

とキヨくんが現れたことによって全てが消え去った。

「ちょっと！キヨくん置いてくとかひどい！…あ！」

あ、という声に私の元に近づいてくる、えー…と今日昼にあった人。

誰だっけ…れ…

「れと！ちゃんと覚えて！」

『バレた…』

顔に書いてあったから！と怒るレトくん、

『ごめんなさい…』

何キヨくんのクラスメイトに謝ってるんだ私、と思いながらキヨくんと喋りたいな、と思った。