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「よしっ、わかった」
じゃあ今日の放課後なーと歩いていくキヨくん、
キヨくんの背中をじっと見ていて、見えなくなったら壁伝いにズルズルしゃがむ。
『…心臓に悪い、』
教室に戻るのはもうちょっとかかりそうだ。
『あー、連絡先、聞けたのかもしれない…』
沙羅になにか言われそう、めんどくさいな
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「…あれ?A?」
『ん?フジ?』
「なにしてんのこんなとこで」
ふわりと笑うフジをみてキヨくんの笑顔がみたいなと思ってしまった私はもう末期なのだろう。
『ちょっと、青春させられてた』
その言葉で察したフジは
「そっか、キヨと」
とまた笑って私を立たせてくれた。
『キヨくんと話してるとき時空間にいるみたい』
『だから、一瞬なのかなシュバって』
「俺は普通に短いと思うけど、用件だけ言って消えるから」
『そんな関係になってみたい…!』
「今Aがなったらなにも聞き取れずに終わるよ」
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作者名:朝日 x他1人 | 作成日時:2017年5月25日 18時