第３話 ページ4
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『中々大掛かりになりそうだね。４人も救出なんて、しかもそれ以外でも時間遡行軍が現れるって』と苦笑すると、秋田くんは笑った。
「大丈夫ですよ、主君。僕達がついていますから」
……ほんと、頼もしくなったものだ。
秋田くんは不思議な色をした目をくりくりさせ、私のことを見据えた。
『一応、明日は土地感覚掴むために外に出てみるか。あー、ポアロ行きたいなぁ』
「ポアロ…ですか」
ちなみにうちの子たちはみんなコナン知ってる。
私と一緒に見てるしね、どれだけ犯罪が多い都市かも分かってる。
私ほど重度なコナンクラスタは居ないけれど、安室透やコナンくんたちの一般登場人物はみんな把握済み。
「安室透目当てじゃないですよね」と何やら禍々しいオーラを発する秋田くんに冷や汗をかきつつも『疑われたら怖いもん』と言っておいた。
本当は安室さんが見たいだけだったりする。ほんとに刀剣男士って怖い。
＊＊＊＊
『できた！』
それから１時間後、私はやっと部隊を組み終わった。
だってみんな強いんだもん、だから迷っちゃう。
秋田くんは私の組んだ部隊表を見て、少しの間が空いて「はい、大丈夫です。」と笑った。はぁう、可愛い。
「僕も入ってる。やっぱり主君は僕のこと好きなんですね」と何やら意味深な言葉を吐く秋田くん。そりゃ好きだよ？君が来てくれた日、忘れたことないんだから。
それから5年間も経ったけど、こんなに大きな任務は初めてだ。本丸ごと転送するなんて。
そう呟くと、「時の政府のお偉いさんがコナン大好きなんですって」と秋田くんが返した。いや、マジか。
『お偉いさんと仲良くなれる気がする』
「……今日はもう寝た方が良いですよ」
いつの間にかお布団を敷き終わっている秋田くん。いや夜の短刀(極)機動早すぎか。
有り難くお布団に潜らせてもらうと、何故か秋田くんも入ってきた。
「寂しそうな顔をしていたので」
『そんな顔してないので今日はありがとうございました。一期が来ます、炎上案件です』
主に鶴丸勢に。
秋田くんは渋々といった感じでお布団から出、私の頬にキスをして帰っていった。
……私の貞操が危ない気がするけど、とりあえず眠い。
もういいやとすべてを投げ出して私は睡魔に負けた。
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あると(プロフ) - 灯さん» 指摘コメントありがとうございます。ただ今直しました、どうでしょうか？ (2019年7月27日 23時) (
レス) id: ea1d837737 (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - 4話目のところ多分漢字が間違っていると思います。初鍛刀の太鼓鐘ではないでしょうか？ (2019年7月25日 12時) (レス) id: c335b125bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あると | 作成日時：2019年7月10日 14時
