Our love will last forever. (ページ4)

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砂浜に書くのはページ4

side 二宮和也

今日はAと海デートしていた。
あまりにゲームやりすぎるとAが拗ねちゃうんでね。
拗ねた顔も可愛いから、たまにわざと放置しちゃうんですけど。

ぼんやりと流れる波を眺めていると、くいっと袖をひかれた。

『二宮さん、二宮さん。見てください』

俺の袖を引っ張りながら促すA。
見ると、砂浜に大きくLoveと書いてあった。

和「随分可愛いこと書くね」

『力作です』

和「でもこれ波が届く範囲だからすぐ消えちゃうでしょ」

『えっ？！綺麗に書けたのに！』

しょんぼりするAに、また書けばいいでしょと頭を撫でる。
大人のくせにこういう子供っぽいところも可愛い。
それは俺だけ知っていればいいし、誰にも教えるつもりはない。

『二宮さんもなにか書きますか？』

和「えぇ、俺はいいよ」

『･･････』

和「分かった分かった。書けばいいんでしょ」

無言の圧に負けて、Aの持っていた枝を受け取る。
書くにしても何を書けばいいのやら。
Loveなんて俺の柄じゃないし、かといって絵が上手いわけでもないし。
大野さんみたいに上手でもなく、翔さんみたいに下手でもないですからねぇ。

和「なんか書いて欲しいのある？」

『えっ、聞くスタイルですか？』

和「だって何書けばいいか分かんないもん」

『もんって･･･うーん、そうですねぇ』

首を捻って考えるA。
少しして、『じゃあ･･･』と恥ずかしそうに俺の耳に小さな声で告げた。

『相合傘･･･とか、ですかね』

和「･･･ほんと、アンタって人は･･･」

『えっ、嫌でした･･･？』

和「嫌なわけないでしょ。家帰ったら覚えときなさいよ」

可愛すぎるでしょ。なによ相合傘って。
人はいないけど、外だから何も出来ない。早く家に帰りたい。

はぁー、もう結婚しよ。する。絶対俺の嫁にする。