今までも、これからも (ページ6)

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WESTとコラボ ② ページ6

小瀧望視点

ニコニコ笑顔で俺の頭を撫でる先輩。可愛い。めちゃくちゃ可愛い。周りに花が咲いてるように見える。
横で淳太がちょっと拗ねた顔でこっちを見ていたが、Aさんは気付いていないと思う。後ろで俺を恨めしそうに見つめるしげにも気付いてないんやろうなぁ。

「、、しげ、行ってきや？」

さっきまで先輩と話していた照史がグダグダしてるしげに見かねたのか、声をかけるのが聞こえた。チラッと見ると呆れたような、それでも見守るような優しい顔。ほんと照史は俺らのお父さんみたいな存在やなぁ。
言われても尚、うぅ、、となってるしげに心の中でため息をつきながらも、大事なメンバーやし。特別やぞと思いながらAさんの手をとり、しげの所まで引っ張る。

「ほらしげ、挨拶せなあかんやろー」

しげの横でナイスのんちゃんとひそひそ声の照史に親指を立ててウインクした。俺ってほんま優しいイケメンやな。

『しげ。今日はよろしく！』

「わっ、！えっ、と、よろしくお願いしますっ！！」

笑顔でしげの頭を撫でるAさん。癖なんやろうなぁ、頭撫でるの。しげは耳まで真っ赤。わっかりやす！！これ絶対Aさん気付いてるやろ。

さっきまでムスッとした淳太も、メンバーも先輩たちも思わずニヤニヤしてしまう。純愛やなー。上手くいってほしいなーと願いながらも、やっぱりちょっと嫉妬してしまう。やってAさんは皆にとって大事な先輩やもん。
まだ付き合ってないうちはええよなと思いながら、横から思い切りAさんに抱きつき、早く撮りましょ！！と言うと、驚きながらも俺を受け止めて笑顔を向けてくれた。

『のんちゃんはほんま抱きつくのが好きやなぁ。可愛ええな。よしよし、早く撮影しよなぁ』

、、、しげ！！そんな睨まんくてもええやんか！！一応手助けしてあげたんやぞ！！
ちょっと本気でドキッとしたのは秘密にしておこう。あとが大変や。