好きになってく �� ページ45
重岡大毅視点
沢山の人と仲良さそうに話しているAさんを見て、思った。
俺がおらんくてもAさんにはなんも関係ないんやろう。
それは嫌やなぁ。俺が幸せにしたい。俺以外がAさんを幸せにするなんて嫌や。
きっと、好きなんだろうな
そう認めてからは、前よりも意識するようになった。
些細なことで喜び、悲しんだ。
好きという感情が、毎日積もっていった。
俺のちょっとしたことに気付いてくれる優しさが、俺にとってどれだけ大事になっているか。
Aさんの存在が、どれだけ暖かいか。
俺ってここまで一途なんやな、と自分で感心してしまう程、俺はAさんに惚れていた。
｢、、ま、こんな感じやな｣
｢しげにしてはええ恋愛やん、、｣
｢どういう意味や淳太！！！淳太よりはマシな恋愛しとるに決まっとるやろ！！｣
｢はぁ？！俺はそんなモジモジせんから！｣
｢なんやとタラコ！｣
｢誰がタラコや！！｣
俺と淳太が言い合いしていると、横にいた望が俺のスマホを見ながら呟いた。
｢どうでもええけど、Aさん今から来るらしいで｣
｢え？！ちょっ、スマホ返せ望！！｣
｢俺らの仕事終わるまで待っとくらしいわ｣
｢だから返せって言っとるやろ！！｣
望からスマホを奪い返し、急いでAさんに返信する。
内容は望が言っていたことと同じだった。が、、
AさんのLINEの最後に、早く会いたいわ。という一言があった。
送られた時刻は、さっき望が見ていた時と同じ時間。
｢望、、見たやろ、、｣
｢んー？なんの事か分からんわぁー。あ、もう収録時間や。ほら行こ行こ｣
｢うぅっ、、、あー！もう！はよ終わらせるで！！｣
｢しげ顔真っ赤やん｣
｢何送られてきたん？｣
｢えっとなぁー、｣
｢ちょっ、やめてや神ちゃん！望、見せたらあかんからな？！｣
｢えっ、フリ？？｣
｢ちゃうわ！！！！｣
俺と望のやり取りに、騒がしいなぁーと笑い合う兄組。いや、止めてや。可愛い可愛い弟がいじめられとるんやぞ。なにのほほんとしてんねん。
頼りにならない兄組を無視して、俺は内容を話そうとする望を必死に止めていた。
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紫苑(プロフ) - 楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (7月23日 23時) (
レス) @page31 id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUME | 作成日時：2023年7月22日 1時
