今までも、これからも (ページ21)

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お勉強 ② ページ21

相葉雅紀視点

松潤に背中をポンと叩かれたAは、さっきよりも明るい顔をしている。流石松潤！
それにしても英検に落ちたぐらいで翔くんに土下座なんて真面目だなぁ。まぁ、それがAらしいけど。
完璧に見えるAが日本語以外壊滅的なのが良いのに、本人は嫌みたいで。俺は好きだけどなー。

「今度は俺が教えてあげるよ！」

「いや、相葉さんが教えれるわけないでしょ。だったら俺が教えた方が断然良いですよ」

ニノが眉をひそめながらため息をつく。なんだよそれ！俺だって英語ぐらいできるし！翔くんと松潤の方を見ても苦笑いしてなんも言わないし！
皆してなんだよー、とリーダーに泣きつくと、よしよし。Aは俺が教えるから相葉ちゃんは何もしなくていいよ。と言われた。え？？

『うぅ、、でも、櫻井くん、ほんとにごめんなさい』

「いいって！Aの頑張りは1番知ってるから、責める気なんてないよ。また教えてやるから」

「え？なんですか今の。マウントですか？」

「ニノ、嫉妬しないの。大野さんも。勉強任せるなら翔くんなんだから」

「松潤、、！！」

「でも、もしAに変なこと教えたら許さないからね」

「松潤、、？！」

流石Aのお母さんこと松潤。リーダーもニノも松潤に言われたら何も言えないのか、それ以上は何も言わなかった。我らが末っ子様には逆らえないよね。
翔くんが軽くショック受けているのを無視して、Aに抱きつく。前よりも身体が細い気がする。多分勉強頑張っててあんま食べてなかったんだろうな。

「頑張ったねA！今日は俺がご飯奢ってやるよ！」

「えっ、それは俺の役目じゃね？」

「翔ちゃんはAが合格したらね！」

「はぁ？！そんなの一生こな、、、待って松潤ごめんなさい嘘ですすみませんでした」

失礼な事を言おうとした翔ちゃんを横で睨む松潤。怖い。

「俺も行きます！Aとご飯なんて久しぶりだし」

「俺も行くー。沢山食べようなぁ」

分かっていたけどニノとリーダーも行くと言う。他の人にはそんな事言わないくせに！！Aのことになると無気力な2人が前のめりになるから笑っちゃうよね。

「もういいから6人で行こうよ。店予約するから、A。なんか食べたいのある？」

『えっ、あ、えっと、、あの、、』

「どうした？お金なら気にしなくいいよ」

『あ！そうやなくて、、その、、久しぶりに松本くんの手作り食べたいなっ、て、、』