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ごじゅうろく。 ページ6
三ツ谷 side
ベッドにはすやすやと眠る彼女。
勝手にお邪魔して散らかして帰る訳にもいかないので、食器を片付けようとすると彼女に服を引っ張られる。
『行っちゃヤダ、』
と、先程まで寝ていたのに涙目で訴えてきた。
はぁ、もう可愛すぎんだろ、と思いつつ彼女の手を握り頭を撫でる。
「俺はどこにも行かないよ」
と言い彼女の方を見ると涙を流したまま寝ている。
「皿とか片付けてくるな、すぐ戻るから」
といい、お粥の入っていた食器を洗いに行く。
使った調理器具とかも洗い、部屋に戻る。
彼女の手を握りベットの縁に腰掛ける。
魘されることなくスヤスヤと寝ている彼女を見ていると自分まで眠気が来て無意識のうちに眠りについてしまった。
気づいた頃にはもう夕方で、彼女の方を見ると顔色もすっかり良くなり熱も少し下がっていた。
外も少し暗くなってきてたので部屋のカーテンを閉め電気をつけると、目が覚めた彼女。
『ふぁー、よく寝た。ってあれ、たかくん？？』
なんで？と驚く彼女。
「俺が看病してたの覚えてねぇの？」
と言うと少し考え込む彼女。
思い出したのか真っ赤にした顔を俯かせた。
あぁ、本当に可愛い。
誰にも渡したくない、ずっと何処かに閉じ込めたい、なんて思ってしまう。
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青羊(プロフ) - めっちゃ楽しいです！これからも頑張ってください！ (2021年12月15日 20時) (
レス) @page30 id: b9062b2cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もあ | 作成日時：2021年7月31日 14時
