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「あー、食った食った！」
『ごちそうさま。』
皿は俺が持ってくし、テキトーにくつろいでてよ。と言われたのでその場に座った。
男がキッチンにいる時に電話が鳴った。
「ごめん、ちょっと出てくる」
好きにすれば、と返事をしその場に寝転ぶ。
何を言ってるのかわかんないが、男の声が聞こえた。
電話を終えた男が部屋から戻ってきた。
「洗濯終わるまでまだ時間あるけど、どうする？」
電話のついでに洗濯機を回してくれていたらしい。
『さぁ。』
とだけ言い、床を見つめる。
どうせやることなんて、ひとつしかないのに、
洗濯も回されてるし、帰れない。
服なんてどうでもいいと言いたいとこだが、コートの下に着ていたのは学校の制服だ。
ないとさすがに困る。
どの道逃げる気力などない。
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作者名：もあ | 作成日時：2021年6月9日 12時
