大晦日 ページ27
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大晦日の日はバイトはなしで、毎週1回は休みはあったが何故か習慣的に早く起きていたためか、今日は昼前まで寝れた。
ベッドから起き上がり顔を洗いご飯を食べる。
着替えてメイクをして髪の毛を軽くセットする。
ケータイを取り出し、万次郎に電話をかける。
『おはよ、準備終わった。』
「迎えに行くから待ってろ、着いたら連絡する」
『おっけー』
電話を切り、荷物の準備をする。
小さめのカバンに財布とケータイと家の鍵とリップと鏡、ハンカチティッシュを入れた。
暫くすると着いたと連絡が来て、家から出る。
『早かったね』
「準備終わってたからね。んじゃ行こ。」
と、バイクが走り出す。
『あー寒かった。冬のバイクはキツいね』
「鼻真っ赤。トナカイじゃん」
家に着くなり文句を言うわたし。
『ひど！部屋あったか〜』
「外寒いし暖房つけといた。」
『暖房も買ったんだ？』
「色々揃えた。この前よりまた増えてるだろ？」
『うん。暴走族って家に帰らないんだと思ってた。』
「なんで？」
『初めてアンタの家来た時、何もなかったし夜中とか集団でバイクの音とかうるさいし家出集団の集まりかと思った。』
「それは言い過ぎ。東卍はこんな住宅街とかでうるさくしてねぇよ。」
『ふーん。』
「それより、ゲームしよ」
『いいけど、何すんの』
「これはどう？」
万次郎が出したのは、車のレースのゲームだ。
『いいよ、それ得意だし。』
「じゃあ負けた方罰ゲームな？」
『いいよ、絶対負けないから』
テキトーにキャラと車を選び、ゲームをスタートする。
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作者名：もあ | 作成日時：2021年6月9日 12時
