忘愛症候群【マイキー】 (ページ25)

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手伝いは、今日はクリスマスなのもありかなり客が来て、ドリンクを頼むので、接客することはほぼない。

グラスを持っていったり、洗ったり、奥の物置部屋からお酒を運んだりするくらいなので、ドレスに着替えたりはしない。

学校から直でバイトに行ってたので、制服だったのもあり、店に置いてあるきれいめの私服に着替えた。

エプロンをつけて、溜まっているグラスや食器などを洗いながら来たお客さんに挨拶をして、案内をする。

お酒が少なくなってきたら、物置からお酒を持ってくる。

これの繰り返しだ。

店はそんなに広くはないが、移動量が多いので疲れる。

2時を回った頃、ようやくある程度の仕事が終わり家に帰る。

帰り道にケータイをポケットから取りだし、万次郎に電話をかける。

「もしもし」

『手伝い終わったよー。』

「おー、お疲れ。」

『疲れた。帰って寝る。』

「ゆっくり休めよ。」

『明日も朝からバイトだー。』

「頑張り過ぎじゃね？」

『やることもないし早く家出たいから、かけ持ちしてんの』

「俺ん家来れば」

『あはは、考えとくー。あ、家ついた。眠いから寝る。おやすみ。』

「おやすみ」

家に入り、電話を切りベッドにダイブする。

つかれたー、眠たいけど自分がタバコ臭いのもあって眠い目をこすりシャワーをあびる。

髪の毛は面倒臭いから乾かさずそのまま寝た。

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