新入 ページ44
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暫くして学校も始まり、バイトも始まった。
バイト先では新しく女の子が入ってきた。
「今日からアルバイトの東雲 瑠莉
文月
お金持ちだけではなく、偏差値も高いので、わたしと住む世界が違う。
東雲さんはふわっとした可愛らしい感じの女の子だった。
『AAです。水瀬
マネージャーに、同い年だし仕事を教えてやってくれと頼まれ、東雲さんに仕事内容などを教える。
今の時間はまだ比較的ヒマなので、東雲さんと少し話した。
なんで、お嬢様がこんなとこで働いてるのかを聞いたら、社会見学らしい。
『仕事内容とかはこんな感じ、他分からないことあったらマネージャーとかわたし、他のバイトの子に聞いてね』
と、だけ伝えあとは本番あるのみなので、その都度教えたりする。
『お疲れ様。』
あがる時間になり、今日は東雲さんとスタッフルームへ行き着替える。
「お疲れ様です」
『同い年だし、タメ語でいいよ。敬語で話されるの好きじゃない。』
「わ、わかった!」
『東雲さんって、お嬢様学校通ってるし全然仕事出来ないのかなって思ったけど、覚えるの早いね』
「瑠莉でいいよ、!そ、そうかな。」
えへへと照れながら笑う。
『じゃあ瑠莉って呼ぶね。わたしもAでいいよ。バッシングとか時間はかかってるけど接客自体はすごく良かった。』
「じゃあ、Aちゃんで!初めてのバイトだったから不安だったけど、大きな失敗とかなくてよかった」
『わたしなんか、初日に食器何枚か割ってるし、多少の事なら全然大丈夫だよ〜』
着替えが終わり、
『じゃあ、あと電気よろしくね。お疲れ様!』
と、言い残しスタッフルームから外へ出る。
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作者名:もあ | 作成日時:2021年6月9日 12時