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「赤葦くん、意外と不器用なんだね」
「ごめんって、でも頑張った方だよ」
手伝いに来てくれた男子に文字を赤く塗ってもらったんだけど、赤葦くんだけ大きくはみ出してしまっていた。
何でも器用にこなす人だと思っていたから、ちょっとしたギャップが可愛いと思った。
「赤葦ちゃんと塗れよ〜」
「笹井さんの絵だぞ〜」
男子にもからかわれてむすっとする赤葦くん。
何だか申し訳なくなって少し修正してあげた。
「直ったよ、これで大丈夫」
「さっすが笹井さん!赤葦、ちゃんとお礼言えって」
「分かってるよ。笹井さん、ありがと」
小さく微笑む赤葦くん。
頬が赤らむのが自分でも分かった。
「ちょっと顔洗ってくるね」
そそくさとその場から逃げた。
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東雲プロダクツ(プロフ) - あゆりさん» コメントありがとうございます!この時期にしか味わえないものってたくさんありますよね…。更新頑張ります! (2018年9月8日 21時) (レス) id: cc35fa6e4e (このIDを非表示/違反報告)
あゆり - あ、甘酸っぺ〜〜〜!こんな青春してみたかったですね…。ちゃんと謳歌しといたほうがいいですよほんと。応援してます! (2018年9月6日 0時) (レス) id: 0a195aeb50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲プロダクツ | 作成日時:2018年9月4日 20時