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樹｢ゴホゴホッ ハァ いがり ん"ん"っ ごめんな、、｣
咳き込みながらソファーにぐったりと横になる樹くんはとてもしんどそう。
さっきから腕で目を隠したり、目頭を抑えたりしながら
時々｢ううっ｣ と声にならない声をこぼしているからきっと目眩がするのだろう。
咳に頭痛、目眩、おまけに発熱ときたら流石にこの状態でテレビに出れるのかと心配になる。
俺のパーカーを被せ、熱のせいか赤く火照った顔や脇に自販機で買ったキンキンに冷えた水を当てながら様子を伺っていると、
樹くんが急に目の上に載せていた手を伸ばし、手首に着いているごつい腕時計を見た。
小さく息を吐いた樹くんは深く深呼吸をした後ゆっくりと起き上がった。
蒼弥｢ちょ、まだ時間あるからギリギリまで寝ててくださいよ。｣
俺が制するのも聞かずフラフラと立ち上がった樹くんはパチンと頬を叩いた。
樹｢そろそろ行かなきゃ、猪狩もギリギリまでここにいる訳には行かないでしょ？｣
時々咳をこぼしているもののさっきまでとは全く違う樹くんの様子に圧倒された。
今の一瞬で何があったのだろうか。
いや、体調不良がやわらぐような事な何も無かった。
きっと樹くんのプライドが樹くんを変えたのだろう。
プロ意識とでも言うべきだろうか。
まだ少しおぼつかないものの先程よりずっとしっかりした足取りの樹くんを見て、これがプロなのかと変に納得してしまった自分がいる。
我に返って樹くんに駆け寄るといつものように目元をくしゃっとさせて微笑み｢ありがとな｣なんて言うもんだから、もう治ったのではないかと錯覚してしまいそうだ。
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ななし - もしよければ北斗くんの腹痛を見たいです！お時間あればよろしくお願いします！ (2021年7月12日 17時) (
レス) id: 702a27887f (このIDを非表示/違反報告)
ry_ry(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！もし良かったら、大我くんが体調不良を隠してレッスンに参加して、ついていけない大我くんにメンバーが怒って、みたいなのが見たいです！分かりにくくてすみません（ ; ; ）お時間あればお願いいたします！ (2020年4月26日 23時) (レス) id: 226a24f45a (このIDを非表示/違反報告)
sachiko88(プロフ) - リクエストした小説ありがとうございました！すごく感動しました！！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 58b9c3f930 (このIDを非表示/違反報告)
遊 - このシリーズを始めから読んでいて、いつも楽しみにしています！もし、リクエスト大丈夫でしたら、ジェシーが乗り物酔いしてしまう話をお願いしたです。ゆっくりで大丈夫ですので、よろしくお願いします。 (2020年4月26日 2時) (レス) id: 42eec88754 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています。リクエスト大丈夫ですか?きょもが舞台とライブが重なってしまい、不安から拒食症になってしまうのが読みたいです！よろしくお願いします。 (2020年4月23日 7時) (レス) id: 0a2aac4e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カノン | 作成日時：2019年10月3日 23時
