pink,blue ページ1
樹side
樹｢はぁ｣
まだ誰もいない楽屋に俺のため息だけが響く。
まだ残暑が残る10月上旬。
なのに長袖を来ても寒さを感じるってヤバくない？
自分に熱があることは自覚していたが、
最近はあまり全員のスケジュールが合うことがなく、
今日の撮影を先延ばしに出来ないことは分かっていた。
幸い今日を乗り越えたら明日はオフだ。
この不調がドラマ撮り終えてからでよかった。
ドラマ撮影中だったら大変だったな、なんて考えていたときだった。
ガチャ
ゆっくりと楽屋のドアが開いて顔色最悪なきょもが入ってきた。
樹｢きょも？｣
俺の目の前にいるきょもは地面に手をついて荒い息を繰り返している。
頭が働かない。
あれ？今何が起きてる？
やっとの思いで立ち上がってきょもに近づくと
きょもは潤んだ目で俺を見た。
大我｢ハァハァ じゅ、り、｣
樹｢大丈夫？体調崩しちゃった？｣
俺がしっかりしないと。
そう思ったら不思議と思考が回り出した。
樹｢たてる？｣
きょもの腰に手を回してソファまで行って寝かせた。
大我｢じゅり、ごめ、ね、｣
樹｢大丈夫だよ 今日撮影しないとやばいと思って来たんでしょ？偉かったね
撮影まで時間あるからゆっくり寝ときな？｣
そう言って俺が使っていたブランケットをかけてやると数分もしないうちに寝息が聞こえてきた。
きょもが寝てる間に医務室いって体温計や冷えピタをもらって楽屋に戻り
熱を測ったり冷えピタを貼ったり汗を拭いてあげたりと大忙し。
時折感じる目眩と頭痛、
そして常に付きまとっている倦怠感に気付かないふりをして
俺はきょもの看病を続けた。
薬もあった方がいいかな？
そう思ってもう一度医務室に行き、少し多めに薬をもらい、
自動販売機で水を買った。
途中でトイレにより、多めに貰っておいた薬から1回分を自分の体に流し込む。
樹｢すーーー はーーー｣
1度自分を落ち着かせるように深く深呼吸をする。
ガンガンと痛む頭は明らかに酷くなっており、目眩もひどい。
でもきょもの方がしんどそうだし、俺が弱音なんてはいてられない。
樹｢はぁはぁ もどらないとっ｣
鏡に移る自分の顔には汗が滲んでいて
お世辞にも顔色がいいとは言えない。
市販の薬で症状がおさまることを願って俺はまたきょもの元に向かった。
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ななし - もしよければ北斗くんの腹痛を見たいです！お時間あればよろしくお願いします！ (2021年7月12日 17時) (
レス) id: 702a27887f (このIDを非表示/違反報告)
ry_ry(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！もし良かったら、大我くんが体調不良を隠してレッスンに参加して、ついていけない大我くんにメンバーが怒って、みたいなのが見たいです！分かりにくくてすみません（ ; ; ）お時間あればお願いいたします！ (2020年4月26日 23時) (レス) id: 226a24f45a (このIDを非表示/違反報告)
sachiko88(プロフ) - リクエストした小説ありがとうございました！すごく感動しました！！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 58b9c3f930 (このIDを非表示/違反報告)
遊 - このシリーズを始めから読んでいて、いつも楽しみにしています！もし、リクエスト大丈夫でしたら、ジェシーが乗り物酔いしてしまう話をお願いしたです。ゆっくりで大丈夫ですので、よろしくお願いします。 (2020年4月26日 2時) (レス) id: 42eec88754 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています。リクエスト大丈夫ですか?きょもが舞台とライブが重なってしまい、不安から拒食症になってしまうのが読みたいです！よろしくお願いします。 (2020年4月23日 7時) (レス) id: 0a2aac4e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カノン | 作成日時：2019年10月3日 23時
