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不意に訪れた沈黙が気まずくて、冗談でも言おうと口を開く。
『いやぁ、薫忙しいからさ。こうやって遊べるのってすっごい貴重だよね。…それに、薫に彼女とかできちゃったら、こうやって出掛けることもできなくなっちゃうし』
言いながら思い浮かべていたのは、伊東のことだった。伊東に彼女ができてから、私はずっと孤独を感じていた。それだけじゃなくて、避けるようにもなっていた。
もし薫にも恋人ができたら。今度こそ私、本当に一人ぼっちになっちゃうのかな。なんて。
そんなことを考える自分がバカらしくなって、アハって笑って薫を見るけど、笑ってくれなくて。
『…もしかしてもう、好きな子とかいるの？』
無意識に沈んでしまっていた声。薫は海の方を見たまま軽く答えた。
「…いるよ。好きな子」
『……へえ、意外。どんな子？』
こうやって私、自分の傷口を抉るようなことして。でも、いくら薫より精神年齢が低いとはいえ、やっぱり薫のお姉ちゃんみたいな存在でいたいから。茶化すように尋ねる。
「どんな子、って聞かれたらムズいけど」
少し首を捻ってポケットに手を突っ込む。
「少しでもその子が俺に傾けばいいのにって思う」
海風が私たちの髪を靡かせて過ぎ去っていく。揺れた前髪の下で薫の瞳が私を捉えた。私もまた、薫を見ていた。
「……友達じゃ、足んない」
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ribbon(プロフ) - あおりんごさん» コメントありがとうございます🥹わーー嬉しいです( т т )温かいコメントのおかげで頑張れます😭 (10月28日 22時) (
レス) id: a3e5a81cf2 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - ほんっっっっとうに好きです！！！もう何往復もしちゃいました、、更新楽しみに待ってます！ (10月28日 21時) (レス) id: 022efa8691 (このIDを非表示/違反報告)
ribbon(プロフ) - yamaguti1994さん» 何度もコメントありがとうございます〜！恋のバトル楽しみにしててください🥰笑 (10月23日 23時) (レス) id: a3e5a81cf2 (このIDを非表示/違反報告)
yamaguti1994(プロフ) - 純也ターンきたー！！これから主人公ちゃんとどう進展していくのかこれからが楽しみです💕三苫と純也の恋のバトルの展開もワクワクしてます笑次の更新楽しみにしてます！！ (10月21日 7時) (レス) id: b997013bfa (このIDを非表示/違反報告)
ribbon(プロフ) - okuraさん» お待たせしてすみません！応援の言葉本当に励みになります…🥲🥲 (10月21日 0時) (レス) id: a3e5a81cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ribbon | 作成日時：2022年12月17日 21時
