6 ページ6
別れてから数日経っていつも通り学校に行けば周りから感じる視線
あからさまにヒソヒソと私を見てなにかを言う人達
教室に行くと仲がよかった女子2人と蓮が私を見るなり廊下に連れ出した
「A、変な噂たってるよ」
『変な噂?』
「Aとアイツが別れたのAの二股が原因だって」
『、、、は?』
頭が真っ白になった
二股?って何の話?
「私たちはもちろんそんなの嘘だって分かってるんだけどさ、」
私の元カレはクラスの中心にいるタイプの人で人脈も広い
その彼がもしもこの噂を流したなら皆が信じたのもこの噂が広がる速さも納得出来た
mg「、、、まじでアイツ許せねぇ」
今まで黙ってた蓮が低く呟いたその声でなぜだか急に冷静になれて
『はっ、、やられたわ、笑』
抗う気も起きなくて笑うことしかできなかった
しばらくすれば噂は消えていったけど1度貼られたレッテルは覆すことができず
そのまま3年になった
幸い仲良い女子と蓮が同じクラスにいたからなんとかなったけど
私は"彼氏なんてもういらない"って考え方になってしまった
私が3年の時入学してきたラウはもちろんそんな話知らないけど
そのあと私はラウの好意に気づいてしまった
だけどこんなトラウマを抱えた私じゃラウと付き合っても色んなことを考えてしまうし嫌な思いもさせてしまいそうで
ラウのことは大切な後輩で友達だって意識があるから尚更その好意には気づきたくなかった
192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いーみ | 作成日時:2022年4月10日 16時