年下なんて《ru》 (ページ15)

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涙が出そうになるのをグッと堪えてドリンクを飲む

私が泣いていい立場じゃない

mg｢そんな辛そうな顔してるってことはさ、Aの気持ち固まってんだよな？｣

蓮の言葉に微かに頷く

正面から"ぁー、もぅ、"って蓮の声が聞こえる

mg｢なんで自分の気持ちに素直になんねぇの？｣

『、私じゃダメだから、』

mg｢はぁ、、なんでそこだけそんなに頑ななんだよ｣

『このまま付き合って私が余計なこと考えて上手くいかなくなったらっ、』

そんなの付き合ってみねぇとなんもわかんないじゃん、って蓮

そうだ、確かにその通り

だけどその勇気がでないから私はずっと変われない

mg｢Aはさぁ、ラウに全部言ったの？｣

『全部、って、？』

mg｢高校の時のこと｣

『､､､言えないよ、』

言ってラウに嫌われるのが怖かった

大切な人からあの冷たい目で見られるのが怖かった

mg｢話してみなよ｣

『､､､え、』

mg｢本人が気づくべきことなんだろうけどさ、ごめん、もう言うわ｣

下を向いて一呼吸おいて蓮が口を開く

その言葉がずっと見て見ぬふりをしていた私の胸にグサリと突き刺さった

mg｢A自身もあのときの記憶引きずって、レッテル貼り続けてるんだよ、｣

mg｢今しかねぇよ、進め、A｣