好きにさせてみせるから《mg》 (ページ6)

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うちのクラスの出し物はベタだけどメイド・執事喫茶に決まって今日は委員の集まりの日

教室を出て視聴覚室に向かう

そこでずっと疑問に思ってたことを口に出す

『ねぇ蓮くんなんで実行委員立候補したの？』

mg｢え、なんで？｣

『いや、あんまり実行委員とかするタイプって感じじゃないしやるなら体育祭の方が好きそうだし』

mg｢､､､ねぇAってさほんとに分かってる？｣

『なにが？』

mg｢俺、Aのこと好きなんだけど｣

本日2回目の "好き" に足が止まる

mg｢ん、意識した？｣

してやったりって顔で振り返る蓮くん

『いや意識したっていうか､､､それが、理由？』

mg｢それ以外ないだろ笑好きな子と一緒にいれんだよ？？｣

ふっかさんにとられるかと思ってビビったけどね〜、っていいながらまた足を進める蓮くん

そんなこと言われるとこっちがドキドキしてくる

これから一緒に仕事をすることも増えてくる

これまで通りなんとなく "ありがとう" で流すことはできそうもない

mg｢A〜、はやく！遅れるぞ｣

笑顔で振り返って楽しそうに私を呼ぶ蓮くんはキラキラ輝いていて

こんな人に好きになってもらえるなんて人生何があるかほんと分かんないもんだな

改めて思って私も足を動かした