好きにさせてみせるから《mg》 (ページ20)

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突然のサッカー部エースとバスケ部エースのコラボにその場は後夜祭ピークの盛り上がり方

ステージの上でなにやら言い合っていた2人も

ふっかが呆れたように蓮くんにマイクを渡したことで決着が着いたみたい

mg｢､､､急にすいません、目黒って言います｣

ふっかからマイクを受け取った蓮くんがゆっくりと口を開く

さっきまでの盛り上がりが嘘みたいに静かになりみんなが蓮くんの言葉に耳を傾けていた

mg｢ちょっと話聞いてもらいたい人いて、LINE見てくれる気配ないんでこの場借りてます。今日逃したら俺ほんと後悔すると思うんで、｣

そこまで聞いて今から蓮くんが言うのは私に対する言葉なんだって気づく

なんでまたこんな目立つ場で、

いやまあ確かにLINE見なかったのは私だけど

mg｢名前はだせないっすけど、俺好きな人いるんすよ、毎日伝えてるけど｣

突然の好きな人宣言に各方面の女子が盛り上がりだす

mg｢今日の休憩時間、俺の事見たんだよね？ふっかさんから聞いた。散々好きって言っといてなんで他の奴と一緒いるんだよ、って思われて当然だと思う、ほんと悪かった｣

蓮くんはきっと私の気持ちがもう全部わかってるんだと思う

目が合っている訳では無いけど心に真っ直ぐに蓮くんの言葉が響いてくる

mg｢でもさ俺が好きなの、ほんとにお前だけだから。このあと、ちゃんと話したい。LINE見てほしい、｣

mg｢､､､待ってるから｣

それだけ言い残すとふっかにマイクを返してステージからおりてどこかに消えていった蓮くん

もうあたりは騒然としてしまって落ち着く様子もない

"待ってるから"

最後の一言を放った時蓮くんと目が合ったような気がした