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バタバタと動き回りながらも時間が過ぎていって
今は昼休み
友達2人とご飯を食べるつかの間の休憩時間
「A実行委員お疲れ様〜」
『ありがと〜、今日で準備終わりとかなんか寂しいよね笑』
合間合間にみんなからの労いの言葉とか感謝の言葉を貰えるから本当にやりがいがある
「で、Aは後夜祭誰と踊るの?」
うちの学校には後夜祭があって最初にダンスだとかの有志みたいなステージ発表があって
そのあとフォークダンスがある
そこで男女2人で踊るのがまあ定番というか、
付き合ってる人とか
付き合ってなくてもそこで踊ればこの後付き合う流れになるというか
「え、Aはやっぱ目黒くんじゃないの?」
「私もそう思ってたけどさ〜ふっかも仲良いじゃん?」
A爆モテじゃん、って盛り上がる2人
別にモテたことないけどね
私の今までの人生で異例のことが今起きてるだけ
『いやふっかは違うじゃん?』
昨日のことがあった手前違うって言い方こそちがうかもしれないけど、
私の中でふっかが仲のいい友達である事には変わりないからこう答える
「そうだよね〜、でもAは目黒くんのことも好きとかじゃないわけでしょ?」
2人はクラスでいちばん仲良い友達だからもちろん蓮くんが私に告白してくれたのも知ってるわけで
なんてことなく投げかけられた言葉だけど私は思わず口ごもってしまう
「、、、え?なんか進展あった、の?」
『いや、進展っていうかなんか、、、意識、してる、かも?』
"ちょ、聞いてないって!" って2人から事情聴取されて
蓮くんの名前をスルーできなかったってもう私も蓮くんに特別な感情抱いてるのかなって
ふっかとケラケラ笑いながらパンにかぶりつく蓮くんを友達越しに眺めて思った
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作者名:いーみ | 作成日時:2021年12月30日 0時