なっちゃったから《iw》 (ページ2)

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バイト帰りの道でコンビニに寄ってなんか1個お菓子を買って

今日はめっちゃ混んでて頑張ったからカフェラテも買って

コンビニを出てストローをプスッと刺す

月が白光りしてるこの時間が結構すき

明日一限からだ、課題終わらせといてよかった

白線の上をだらだらと歩きながら時間を確認したついでにLINEを開いた時だった

｢おねーさんひとり？｣

突然の声に顔をあげればいかにもちゃっらーって感じの人

生憎周りには他に人はいなくて"おねーさん"の正体は私らしい

｢えー、めっちゃかわいいね？向こうにいいお店知ってんだけど一緒どう？｣

勘弁してくれこっちはバイト終わりなんだ

こう見えても早寝派なんだもう眠いんだ帰らせてくれ

『や、すいません。急いでるんで』

｢えじゃあ連絡先だけでも！｣

通り過ぎようとしたらパッと手首掴まれた

その反動でカフェラテ落としちゃった
最悪、まだ2、3口しか飲んでないのに

『いや、ほんと』

｢いーじゃん連絡先くらい！｣

くらいとはなんだ、まじで

でも周りに人いないから少し怖い

教えてさっさと撤収してしまいたい気持ちもある

どうしよう

そのままフリーズしてしまった時だった

iw｢なにしてんの｣