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sk「AさんAさん?」
『んぇ、あ、さっくん?何?』
sk「照先輩かっこいいね?」
『ぇっ、あ、え、うん?』
sk「それ無自覚なの?もう自覚済みなの?」
くりくりした黒目が私をじっと見つめて聞いてくる
だけどさっくんの言ってることがいまいち分からなくて首を傾げる
『え、なに、何の話?』
sk「...にゃ、じゃあいいや!」
呆れたように少し眉を下げて微笑む
なんだろう、なんか困らせちゃったのかな、
『え、なになに、ごめん、』
sk「謝んないでよ〜!笑 しゃーない佐久間さん協力してやるか、」
佐久間さんはAのこと応援しちゃうもんね、って
そう言って笑うさっくんの顔が少し切なげな気がした
なんだろう、って私が頭の中フル回転させてる間にいつも通りのテンションでまた話しだすさっくん
sk「てかふっか先輩波長合っちゃうんだけど!」
『さっくんのハイテンションついてこれちゃう感じ?』
sk「そ〜〜〜、探せばいるもんだねぇ」
fk「なぁにみんな俺の話してんじゃん?」
sk「げ!ふっかパイセン!」
fk「げってなんだ、げって!」
さっきのデジャヴか
またもやふっか先輩が登場してきて
その後ろでは友達がケラケラ笑ってた
やーやー言いながら車に戻って再出発
さっくんももうさっきの切なげな顔なんて微塵もしてなくて
このときはさっきのがなんのことだったのか本当にわかってなかった
そう、このときは
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作者名:いーみ | 作成日時:2022年9月20日 0時